担当者 | 渡邉 公太教員紹介 | |
---|---|---|
単位・開講先 | 選択 2単位 [総合基礎科目] | |
科目ナンバリング | POL-102 |
日本は幕末の開国と明治国家の成立によって、近代国民国家(Nation-State)を創始したとされています。つまり、現代のわたしたちが直面している様々な政治問題は、歴史的な営みの連続によって醸成されてきたといえるのです。
本講義では、近現代日本が直面した政治外交問題の歴史を通し、近代国民国家へと成長していく過程について学びます。日本の政治や外交を主導した政治家・官僚たちの活動から、彼らが「国際社会における日本」をどのように位置づけようとしたかについて理解することを目標とします。
・近現代日本政治外交史の基礎知識を習得する
・授業で学んだ知識を応用し、現代日本の政治外交問題を論理的に説明できるようになる
・毎回の課題:50%
・学期末試験:50%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 特に指定しない | ||
参考文献 | 『日本の外交』 | 入江昭 | 中公新書 |
参考文献 | 『日本外交史講義』 | 井上寿一 | 岩波書店 |
参考文献 | 『昭和史講義』1~3 | 筒井清忠編 | ちくま新書 |
授業ノートを読み返し、復習する。また授業で紹介する参考文献を読み、知識を広げる。
授業後に毎回内容の理解度を確認するための課題を設定する。授業の内容を踏まえていないもの(インターネットから情報を得ただけのようなもの)は、採点対象とならないため注意するようにしてほしい。学期末試験についても同様とする。
回 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | イントロダクション |
第2回 | 中国ナショナリズムと国際関係 |
第3回 | 満州事変Ⅰ |
第4回 | 満州事変Ⅱ |
第5回 | 日中戦争の展開Ⅰ |
第6回 | 日中戦争の展開Ⅱ |
第7回 | 日米開戦 |
第8回 | 戦時外交・終戦外交 |
第9回 | 占領期の内政と外交Ⅰ |
第10回 | 占領期の内政と外交Ⅱ |
第11回 | サンフランシスコ講和条約の成立 |
第12回 | デタント期の日本外交 |
第13回 | 沖縄返還と日中国交正常化 |
第14回 | 新冷戦と日本外交 |
第15回 | 総まとめ |