担当者 | 田島 悠来教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修B 2単位 [社会学科] | |
科目ナンバリング | SOC-207 |
本授業では、“「アイドル」をつくる”をテーマにし、「アイドル」(人)=メディア・コンテンツとみなして、学術的な視点から「アイドル」を研究した成果として、受講生自身が新しいオリジナルな「アイドル」をつくり、それらを披露する展示空間=一つのコンテンツを生みだすことを目指します。まずは、これまでメディアを通じて形づくられてきた「アイドル」とそのファンの歴史や「アイドル」の型について学んでいくことを通して、「アイドル」に関する基礎的な知識を蓄えていき、「アイドル」をつくるための基盤を整えていきます。具体的には、新旧の「アイドル」に関連する映画、歌番組やテレビドラマ、アニメを幅広く分析しつつ、「アイドル」を研究する、さらにいえば、メディア・コンテンツを研究する視座を育みます。また、授業後半は、後期に開催を予定する展示会に向けた準備としてグループワークを中心に作業を進めます。
以上を行うにあたり、次のような受講生を求めます。
・「アイドル」が好きで研究することに興味がある
・自分自身の特性を生かして「アイドル」的なふるまい(パフォーマンス)を行ってみたい:歌唱、ダンス、演技、図画工作等
・「アイドル」を通じて就職活動で役に立つパフォーマンススキルを身につけたい
・展示空間をつくり、社会的に発信していくことに興味がある
・博物館や図書館での仕事に関心を持っている
・社会学科の広報活動を活発化したい
なお、2019年度は、「アイドルを作ろう!~アイドルの型の変遷とニュータイプ~」という展示会を担当教員(田島)のゼミ生後援のもと本学博物館で実施し、1,800名の来場者を得ています。
「アイドル」に関する基礎的な知識を蓄える
メディア・コンテンツを研究する視座を育む
自分以外の人にも考えが伝わるよう工夫したプレゼンテーションを行う能力を養う
平常点50%:授業の参加度(積極的に発言できているか、担当教員や他の受講生とコミュニケーションがとれているか)
課題発表50%:学期中に行う予定の発表とそれに付随するレポート(発表内容を文章化したもの)に対する評価
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 「アイドル」のメディア史:『明星』とヤングの70年代 | 田島悠来 | 森話社 |
「アイドル」に関連するメディア・コンテンツを日常的に摂取することで、予習・復習にあてる
チームによっては授業時間外に協力して計画的に作業を進める
(1)受講生の人数によっては選抜を行う場合もあるため第1週の出席が必須となります。
(2)複数の「メディアコンテンツ制作実習基礎」へ同時に応募することはできません。
(3)後期の「メディアコンテンツ制作実習(田島担当)」の受講を考えている人は、この実習基礎をかならず受講するようにしてください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション・ガイダンス:授業の進め方の説明 |
第2回 | 「アイドル」とファンの歴史と型① |
第3回 | 「アイドル」とファンの歴史と型② |
第4回 | 「アイドル」とファンの歴史と型③ |
第5回 | 「アイドル」とファンの歴史と型④ |
第6回 | 「アイドル」とファンの歴史と型⑤ |
第7回 | 課題についての説明 |
第8回 | 課題の準備① |
第9回 | 課題の準備② |
第10回 | 課題発表① |
第11回 | 課題発表② |
第12回 | 課題発表③ |
第13回 | 課題発表④ |
第14回 | 課題発表⑤ |
第15回 | 総括:前期のまとめ |