西洋経済史Ⅰ
担当者田中 延幸教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [経済学科]
科目ナンバリングECH-203

授業の概要(ねらい)

 この授業では、今日の経済の基盤である市場経済あるいは資本主義というシステムが20世紀を通じてどのように変化してきたのかを説明する。その際、狭義の「経済」に加え、「社会」や「ヨーロッパ統合」にも留意する。さらに、世界経済(国際経済)の変化ばかりではなく、国民経済(イギリス・フランス・ドイツ・アメリカの経済)の変化も重視する。したがって、この授業を通じて、市場経済あるいは資本主義の多様性について学ぶ。なお、西洋経済史Ⅰでは、世紀転換期から1930年代までの時代を扱い、西洋経済史Ⅱでは、第二次世界大戦以降の時代を扱う。

授業の到達目標

 20世紀における欧米諸国(イギリス・フランス・ドイツ・アメリカ)の経済の特徴について理解し、説明することができる。

成績評価の方法および基準

 平常点(授業中の質問に対する回答など、授業への意欲):40%
 テスト:60%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『エレメンタル欧米経済史』馬場哲・山本通・廣田功・須藤功晃洋書房
教科書プリントも配布する。
参考文献

準備学修の内容

 授業の冒頭に、前の回の授業の内容について質問するので、質問に答えることができるよう、前の回の授業の内容をしっかり復習しておくこと。

その他履修上の注意事項

 西洋経済史Ⅱも履修することが望ましい。

授業内容

授業内容
第1回 イントロダクション
第2回 世紀転換期の経済と社会
第3回 世紀転換期イギリスの経済と社会
第4回 世紀転換期フランスの経済と社会
第5回 世紀転換期ドイツの経済と社会
第6回 世紀転換期アメリカの経済と社会
第7回 第一次世界大戦期の経済と社会
第8回 1920年代のヨーロッパ経済
第9回 1920年代のアメリカ経済
第10回 1930年代の経済
第11回 1930年代大不況期イギリスの不況対策
第12回 1930年代大不況期フランスの不況対策
第13回 1930年代大不況期ドイツの不況対策
第14回 1930年代大不況期アメリカの不況対策
第15回 まとめとテスト