キャリアデザイン演習Ⅰ
担当者田口  仁
単位・開講先選択  2単位 [自己啓発支援科目]
科目ナンバリングCAE-306

授業の概要(ねらい)

本演習は『社会との早期接点』と『内省』を通じて「自分を知る」「働くを考える」機会を提供します。社会との早期接点により「働く」「社会」「仕事」「キャリア」をそれぞれ考えていきます。具体的には、低学年次から社会人・職業人と会う、話す、さらに、「働く」「社会」を観ることを目的に、積極的に社会との早期接点を持つ機会に参加してもらいます。将来への期待や不安を抱きつつ、「社会」や「働く」ことに興味を持つことを、「人」と「本」から学ぶことを軸に学生が自己の職業適性や将来設計について考える機会を増やしていきます。

授業はグループワーク、フィールドワークを通して、体験したことをやっただけに終わらせない目的、計画の明確化を、3・4年次の2年間を通じて、「経験の教訓化」(経験を学び、教訓を育む考え方の理解を結びつけ、内省する)から「自己軸の言語化」(自分・ありたい姿の言語化)をできるようサポートしていきます。言語化をアウトプットする機会として、定期的なプレゼンテーションも行います。これにより、納得感ある1社への就職決定を最大化できるよう、『学ぶ』と『働く』をつなぐことを意識し、「言語化」と「習慣化」から、自身が社会で活躍するためのヒントをつかむ機会を提供します。

人生100年時代を迎え、日本で就職を希望する外国人留学生を迎え「多様な学生の多様性と柔軟性の確保」を意識した日本人と留学生が共に学ぶ「共生」を意識した授業運営を目指します。さらに、学外授業(フィールドワーク)やアクティブラーニング(グループワーク)も積極的に取り入れた授業を行います。

本科目は、実務経験のある教員による授業です。担当教員は企業(百貨店)において営業業務に携わり、また大学において、キャリア教育、インターンシップ、就職活動支援、さらに国際交流に直接携わり、授業では現場における実例や実体験を基に講義を展開していきます。特に、学外のフィールドワーク(社会との早期接点)や言語化・習慣化を深めながら、学生一人ひとりの希望する進路実現に向けて、納得したキャリアデザインが描けるよう丁寧な指導を実施します。 

<関連科目> 「プレ・インターンシップ」「インターンシップ」「職業と業界選択(キャリアデザインの進め方)Ⅰ・Ⅱ」
<授業協力> 株式会社ベネッセ i-キャリア

授業の到達目標

(1)帝京大学で学ぶ意義、そして愛校心を育む
(2)規律・発信・課題発見・創造をキーワードに「言語化」と「習慣化」を行動指針にする
(3)希望する進路実現(憧れや人気企業、さらに自分自身が納得する進路決定)
(4)経験の教訓化から、自己軸の言語化
(5)就職活動を通してキャリアサポートセンターを徹底的に活用できる

成績評価の方法および基準

〈3年次〉
授業への参加態度(参画及び貢献)30%、課題提出と評価30%、スピーチ・プレゼンテーション20%、SPIテストの成績と向上度10%、キャリアサポートセンターが実施する就職支援行事への参加状況10%
〈4年次〉
授業への参加態度(参画及び貢献)30%、課題提出と評価30%、TAとしての活動と貢献20%、キャリアサポートセンターが実施する就職支援行事への参加状況20%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書テキストは特にありません。授業に必要なレジュメ・資料等は、適宜LMSを活用して各自出力して授業に参加ください。
参考文献適宜、推薦図書を紹介します。

準備学修の内容

①自己軸の言語化〈自分の歴史を振り返る、ライフラインチャート、モチベーションマップ、大切なキーワード、自分の目標を明らかにする、等の作成〉
②リクナビ・dodaキャンパスの活用から、OpenES作成、SPI<能力・性格>検査受検機会、インターンシップ積極参加(国内・海外、PBL、1Day等へ参加)
③経験の教訓化のためにポートフォリオの活用

その他履修上の注意事項

この授業は、職業人への導入となる授業なので、今から社会人としての最低限のマナー・エチケットを身につける意味で、以下の行動を期待します。
 A)自らの成長だけではなく、ゼミや大学の仲間のために、自分に何ができるのかを考え、行動することを求めます。
 B)授業及び合宿への積極的・主体的な参画
 C)キャリアサポートセンターが主催する就職支援行事への積極的参加
 D)課外授業として、学外イベントへ積極的な参画

授業内容

授業内容
第1回キックオフ&イントロダクション
授業方針と目標のインプットと自己紹介(各自の行動目標宣言)による
アウトプットの機会により、チームビルディング
第2回ジリツヘの挑戦①
 他者を知ることによる自己の客観化
タニモクの実施から他者を知り、自己の気づきを与える
第3回ジリツへの挑戦②  
 自己軸の言語化①「自分の歴史を振り返る、自分史をもとに自己分析(現在の自分・理想の自分、働く自分) 
 全員スピーチ 1分間自己PR
第4回ジリツへの挑戦③  
 自己軸の言語化②「働く価値観の明確化&経験棚卸し」とファミリー面談によるグループワーク
 モチベーションマップによるアウトプットとファミリー面談によるグループワーク
第5回ジリツへの挑戦④
 蓄積化への挑戦
第6回ジリツへの挑戦⑤
言語化からの表現化への発展
第7回ジリツへの挑戦⑥  
 職種及び業界研究 働きやすい会社とは?職業選択における優先事項におけるグループディスカッション
 ファミリー毎に割り当てられた業界研究の準備 春期第13・14回で発表
第8回ジリツへの挑戦⑦
 社会との早期接点からの学び
第9回ジリツへの挑戦⑧  
 自己の表現化の振り返りからの軌道修正
第10回ジリツへの挑戦⑨  
 社会との早期接点からの学び
インターンシップへの挑戦に向けて
第11回ジリツへの挑戦⑩  
 社会との早期接点からの学び
 インターンシップイベント等を通した社会・企業の変化を知る、学ぶ
第12回ジリツへの挑戦⑪  
 企業研究ワークショップ~基礎編~
職種及び業界研究 働きやすい会社とは?職業選択における優先事項におけるグループディスカッション
第13回ジリツへの挑戦⑫
 ファミリー毎に割り当てられた業界研究発表①
第14回ジリツへの挑戦⑬
 ファミリー毎に割り当てられた業界研究発表②
第15回学修のまとめ
 春期の振り返りと夏休みの過ごし方  
 ※授業内容は進行状況によって変更する場合があります。