簿記原理Ⅰ
担当者塚原  慎教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [経済学科]
科目ナンバリングACC-101

授業の概要(ねらい)

 簿記は企業活動を記録,計算,整理するための技術であり,財務諸表を作成するための手段であると言われています。本講義では,簿記を初めて学ぶ学生を対象とし,初歩的な簿記処理を一から説明することによって,簿記に親しみ,基礎知識を習得してもらうことを目的とします。

授業の到達目標

 商業簿記に関する基礎的な知識を習得し,企業活動を理解することができるようになることです。

成績評価の方法および基準

原則,期末試験の評点により判断(60点以上で単位認定)しますが,平常点(講義への出席態度や課題等の提出状況)も加点要素となります。
詳細については,初回ガイダンスにて資料を配布します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『エッセンス簿記会計』(最新版) 新田忠誓他森山書店
参考文献『全経 簿記能力検定試験 公式テキスト&問題集 基礎簿記会計 営利分野編(最新版)』  新田忠誓監修ネットスクール出版

準備学修の内容

 講義資料をLMSにアップロードしますので,講義の際は各自これにアクセスできるようにしておいてください(印刷して持参することが望ましいです)。資料はこちらから印刷して配布することはしませんので,ご注意ください。

その他履修上の注意事項

 毎回,電卓とノートを用意してください。

授業内容

授業内容
第1回 講義の進め方,成績評価の方法などの説明をします。
第2回 企業活動と簿記の役割について説明します。
第3回 複式簿記の役割と簿記一巡の流れについて説明します。
第4回 損益計算書と貸借対照表について説明します。
第5回 勘定の種類と取引記録の原則について説明します。
第6回 仕訳帳の記入について説明します。
第7回 総勘定元帳の記入について説明します。
第8回 試算表(記録の正確性と確認手続)の作成について説明します。
第9回 決算の意味と手続きについて説明します。
第10回 損益勘定(損益計算書)と残高勘定(貸借対照表)の作成について説明します。
第11回 6欄(桁)精算表の作成について説明し,決算過程の概観を行います。
第12回 現金預金取引の把握法と,現金出納帳並びに当座預金出納帳について説明します。
第13回 商品売上取引の把握方法(分記法と三分法)と,売上帳・仕入帳について説明します。
第14回 掛取引(営業上の貸し借り)と,売掛金元帳(得意先元帳)と買掛金元帳(仕入先元帳)について説明します。
第15回 本講義の総括を行います。