社会思想史Ⅱ
担当者藤本 龍児教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [社会学科]
科目ナンバリングHIT-102

授業の概要(ねらい)

 本講義では、社会思想史の観点から、特に「現代社会」に焦点をあて、さまざまな現代の社会思想をみていきます。そうすることで、社会科学の長所と短所を明らかにし、それを補完するものとして社会哲学を位置づけます。

授業の到達目標

・社会科学の問題点と課題を理解する。
・社会科学と社会哲学の関係を理解する。
・社会思想を、現実の諸問題と結びつけ、実践的な見地から理解する。

成績評価の方法および基準

・原則として8割以上の出席を前提とする。
・適宜おこなう感想文の提出を必須とする。
・試験において講義内容とテキストにかんする理解度を問う。
・以上に授業態度をくわえ、総合的に判断する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『アメリカの公共宗教:多元社会における精神性』藤本龍児NTT出版
参考文献

準備学修の内容

 この講義には、特別な前提知識は必要ありません。

その他履修上の注意事項

 この講義だけで一つのまとまりをもっていますが、社会思想史Ⅰを履修していることが望ましい。
 講義は以下のような内容を計画しています。ただし、受講者の理解や関心に応じて柔軟に改変していきます

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション
第2回社会科学の進展(事実と価値の分離) 
第3回社会科学の課題(総合的観点)
第4回社会科学の総合(理論と実践の往還)
第5回社会哲学の復権(制度や政策の指針)
第6回リベラリズム 
第7回コミュニタリアニズム
第8回マルチカルチャリズム
第9回ネオリベラリズム
第10回グローバリズム
第11回テロリズム
第12回ポピュリズム
第13回セキュラリズム
第14回ポスト・セキュラリズム
第15回まとめ