書道文化概論Ⅱ
担当者中村 健太郎教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [人間文化学科]
科目ナンバリングJLN-102

授業の概要(ねらい)

 日本の書道文化について理解を深めることを目的とする。日本の伝統文化の中には、様々な形で書道文化の影響を指摘することができる。本科目では、さまざまな書道文化を学びながら、文字や書について、毛筆を使用した臨書(模写)技術の修得を目指す。秋期は、社会で必要とされるさまざまな毛筆技術について学び、書道文化と毛筆技術の向上に取り組む。なお、履修にあたっては、前期開講の「書道文化概論Ⅰ」を履修していることが望ましい。

授業の到達目標

 ・授業で取り上げた書道文化の事例を説明できる。
 ・歴史上の書道文化と、現代の書道文化の共通点・相違点を説明することができる。

成績評価の方法および基準

 ・レポートの提出(4割)と、授業時間内の小テストおよび、授業への積極的な参加状況等を合計した平常点(6割)で評価する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献『決定版 日本書道史』芸術新聞社
参考文献『書の総合事典』柏書房

準備学修の内容

 ・美術館、博物館などの常設展や特別展を利用して、実物鑑賞の機会を多く持つように心掛ける。また、参考文献や授業時間内に配布するプリントを活用して、予習と復習を行う。

その他履修上の注意事項

 ・第1回目の授業のはじめに、本科目の到達目標やレポート課題、成績判定方法について説明を実施する。履修希望者は、全員必ず出席すること。
 ・レポート作成のため、授業時間外に博物館・美術館での見学が必須となる。
 ・書道用具が必要となる。用具がない履修希望者には、第1回目の授業で必要となる用具の説明を行う。
 ・書道の実習に不都合な服装はさけること。

授業内容

授業内容
第1回 授業の目的と内容、授業の進め方、評価の仕方など
第2回 実用書道について
第3回 手紙の書式(はがき)
第4回 手紙の書式(手紙)
第5回 手紙の書式(宛名)
第6回 手紙の書式(応用・実作)
第7回 氏名の自署(楷書)
第8回 氏名の自署(行書)
第9回 氏名の自署(大字)
第10回 氏名の自署(小字)
第11回 実用書道実習(掲示物・看板)
第12回 実用書道実習(商標デザイン)
第13回 実用書道実習(熨斗紙)
第14回 実用書道実習(金封)
第15回 作品の清書・課題の提出