授業の概要（ねらい）

　保育所を含む社会福祉施設では、子どもや家庭、ひとり一人の利用者の状況に合わせて、さまざまなニーズに対応する個別支援や集団支援が必要とされる。子どもに関わる専門職は、他の専門職との連携や地域の社会資源とつながりながら支援を行うソーシャルワークの視点と技術が求められている。
　本講義では、ソーシャルワーク（相談援助）の視点を知り、基本的な考え方とスキルを学び、保育所をはじめとする社会福祉施設での援助および支援について、さまざまな事例を演習形式で学び、理解を深めていく。

授業の到達目標

　ソーシャルワーク（相談援助）の方法と技術について学び、具体的展開について理解する。
　保育および児童家庭福祉等におけるソーシャルワーク（相談援助）の応用と事例検討を通して、対象への理解と支援について理解する。

成績評価の方法および基準

　授業への参加状況（30％）、授業内の演習への取り組み（30％）、授業内レポートおよび課題レポート（40％）を総合的に評価します。

教科書・参考文献

準備学修の内容

　毎回、行われる演習の内容を整理し、社会福祉で用いられる援助技術を通して、ソーシャルワークについて理解を深めて行きましょう。

その他履修上の注意事項

　この講義では、相談援助に必要な視点を盛り込んださまざまな演習を行います。自ら感じたこと、考えたことを他の学生とも共有し、多角的な視点で事例を検討してください。他者を支援する際の視点につながります。積極的に演習に参加し、理解を深めてほしいと思います。

授業内容