コーポレートガバナンス論Ⅰ
担当者大野 貴司教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [経営学科]
科目ナンバリングMAN-311

授業の概要(ねらい)

 本講義では、経営者などの役員、従業員を含む企業を取り巻く多様なステークホルダーが企業を統治し、倫理・道徳的にも経営手法的にも正しい経営を実現していくことを目指す企業経営上の仕組みであるコーポ―レートガバナンスについてその背景と理論、現状や課題など、多面的な観点から講義をしてきたい。最終的には受講者自らが、なぜコーポレートガバナンスが必要なのか、その必要性が説明できるようになること、そしてその理想的なあり方を提言できるようになることをその目的としたい。

授業の到達目標

・コーポレートガバナンスに関する基礎的な理論を習得すること。
・日本と日本を含めた主要な国々のコーポレートガバナンスの制度や現状、課題について説明できるようになること。
・コーポレートガバナンスとは何なのかということと、その必要性、理想的なあり方を自分の言葉で説明できるようになること。

成績評価の方法および基準

・期末試験 40%(小テストのみ持ち込み可)
・レポート 18%
・講義内課題(小テスト) 42%

60%以上を合格とする。

※ 20分以内の遅刻は2点減点。
※ 20分以上の遅刻は5点減点。
※ 許可なきスマートフォン利用及び内職は一度目は注意、二度目の注意は2点減点、三度目の注意以降は5点減点とする。ただし、留学生など分からない用語を調べている可能性もあるので、多少の「様子見」はする。
※ 私語は一度目は注意。二度目の注意は2点減点、三度目の注意は5点減点とする。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書指定しない。
参考文献よくわかるコーポレートガバナンス 風間信隆
ミネルヴァ書房
参考文献テキスト 現代企業論坂本恒夫・大坂良宏・鳥居陽介同文館出版

準備学修の内容

準備学習:毎回講義の最後に、次回の講義のキーワードを紹介するので、自分でキーワードを調べ、その内容をまとめ、分からなかった部分について明らかにした上で講義に臨むこと。
事後学習:返却された小テストの間違った部分を確認した上で、正答を調べ、講義内容への理解を深めておくこと。

その他履修上の注意事項

・座席に余裕がある場合は、後列に座らないこと。
・小テスト、レポート課題はLMSにアップするので各自ダウンロードすること。
・遅刻常習者には「遅刻事由説明書」の提出を求める。当該書類については初回講義時に説明する。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス、コーポレートガバナンスとは?
第2回なぜコーポレートガバナンスは必要なのか?―企業不祥事防止と企業価値向上の視点から―
第3回株主総会
第4回株式会社における株主の権限
第5回取締役会
第6回社外取締役
第7回執行役員
第8回監査役
第9回経営者支配
第10回機関投資家
第11回経営者報酬
第12回M&Aと買収防衛策
第13回内部統制
第14回コーポレートガバナンス・コード
第15回まとめ