現代社会論Ⅱ
担当者大川 清丈教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [社会学科]
科目ナンバリングSOC-104

授業の概要(ねらい)

 現代社会論Ⅰから引き続き、「頑張る」ということばを切り口にして、日本社会のありかたへアプローチする。
 「頑張り」から見た日本戦後史、「頑張らない主義」という価値観、儀礼としての「頑張り」=努力主義について解説する。

授業の到達目標

 ①現代社会、特に現代日本社会への理解を深めることができる。
 ②自分の見方は一つの見方であり、別の見方もある、という自己相対化の認識を獲得する。

成績評価の方法および基準

 毎回の課題(75%)、期末の課題(25%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『がんばること/がんばらないことの社会学――努力主義のゆくえ』2016 大川清丈ハーベスト社
教科書
参考文献 参考文献は使用しない。

準備学修の内容

 授業内容に関連する文献等を自主学習すること。
 MELICで図書を検索し借りること。

その他履修上の注意事項

 現代社会論Ⅰと併せて履修すること。
 自分なりの現代社会論を見出してほしい。
 

授業内容

授業内容
第1回 イントロダクション
第2回 「頑張り」=努力主義 序論
第3回 「頑張り」から見た日本戦後史(1)アメリカ・モデルについて学ぶ
第4回 「頑張り」から見た日本戦後史(2)平等の日米比較について学ぶ
第5回 「頑張り」から見た日本戦後史(3)占領・復興期について学ぶ
第6回 「頑張り}から見た日本戦後史(4)高度成長期について学ぶ
第7回 「頑張り」から見た日本戦後史(5)高度成長期以降について学ぶ
第8回 「頑張り」から見た日本戦後史(6)21世紀の日本社会について学ぶ
第9回 「頑張らない主義」の台頭について学ぶ
第10回 儀礼としての「頑張り」=努力主義について学ぶ
第11回 努力の比較社会学(1)属性主義と業績主義について学ぶ
第12回 努力の比較社会学(2)前近代社会と近代社会について学ぶ
第13回 努力の比較社会学(3)メリトクラシー社会について学ぶ
第14回 努力の比較社会学(4)能力主義と努力主義について学ぶ
第15回 まとめと試験