芸術と社会貢献Ⅰ
担当者大貫 真寿美教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [人間文化学科]
科目ナンバリングARL-101

授業の概要(ねらい)

 「芸術」というものは「個人の想いや考え感情を表現する」ものだけと捉われがちであるが、「共有する想いを元に制作する」「制作することによって想いを共有する」ということも可能である。本講では「個人が制作したものを社会に役立てるてだて」を考える。そして、ワークショップを計画し実践をしてゆく。また、イベントを盛上げるために作品を制作するなど「芸術が社会にできること」を探し、個人の表現だけにとどまらず、発信してゆくことを考え実行してゆく。帝京大学幼稚園との協働授業(ワークショップ)を4回授業内で行う。ワークショップ前には授業内において様々な用具材料の検討を行い、園児とのワークショップを計画する。ワークショップによってコミュニケーション能力やプレゼンテーション能力の向上も目指してゆく。社会人として必要となる能力(ジェネリックスキル)の獲得をめざす。

授業の到達目標

 芸術を通じての社会貢献を考え、その方法を提案できるようにする。コミュニケーション能力・プレゼンテーション能力・臨機応変に物事に対応する能力を獲得する。

成績評価の方法および基準

 毎回のディスカッション20%・幼稚園でのワークショップでの活動の様子50%・制作およびレポート30%
ワークショップを2回欠席した場合は単位の取得を認めない。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書子どもと造形表現第2版北沢昌代 畠山智宏 中村光絵開成出版
教科書
参考文献

準備学修の内容

 世の中がどのような状況にあるかを常に把握する努力をすること。
 ワークショップ前に内容を確認し、準備するものを把握する。
 ワークショップ後は振り返りレポートを制作すること。
 ワークショップに活用できる内容を調べること。

その他履修上の注意事項

 常に物を考えること。社会の問題点に関心を持つこと。自分ができることを考えること。
 ※帝京大学幼稚園とのワークショップの際には、服装・言動・立ち振る舞いにも気をつけること。
 ※教職希望者は特に履修すること。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション
表現とは何か
第2回「ゆるキャラ」に学ぶ地域貢献
学部非公認「ゆるキャラ」を考えよう
第3回「ゆるキャラ」制作・発表
第4回ワークショップで行う制作試作と計画の再考
第5回ワークショップ実技・ワークショップ①
第6回ワークショップの学びと反省
第7回さまざまな素材を組み合わせてみよう
第8回大人も子供も楽しめる制作とは何か
第9回ワークショップ計画②
第10回ワークショップ②
第11回ワークショップの学びと反省
第12回ワークショップ計画③
第13回ワークショップ③
第14回ワークショップ④
第15回まとめと提案プレゼンテーション