担当者 | 大浦 宏邦教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [社会学科] | |
科目ナンバリング | SOC-240 |
環境社会学Iでは環境問題の歴史と環境問題発生のメカニズムについて考察したが、環境社会学IIでは自分たちのCO2排出を削減する方法を考えながら、環境問題を解決する方策を具体的に考えていく。
まず、自分たちの家庭で排出しているCO2について排出量を確認し、それを削減する方法を考えてみる。ついで実際に削減実験を行いながら、アメリカやヨーロッパで取られている環境対策について学んでいく。こうした自分たちの体験と海外の事例についての知識をもとにして、日本における今後の環境対策を考えていってほしい。
自主的対策、経済的方法、規制的方法の内容や問題点を諸外国の事例や自らの体験をもとに具体的に理解する。
ある程度の温暖化対策を実行できるようになる。
期末の試験(70%)と授業中の課題(30%)によって評価する。ただし、授業に出席していないと試験を受けることができないので注意すること。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 『沈黙の春』 | レイチェル・カーソン | 新潮文庫 |
参考文献 | 『環境先進国ドイツの今』 | 松田 雅央 | 学芸出版社 など |
予習・復習用のキーワードを授業中に指示しますので、検索して調べてみてください。また、二酸化炭素の削減実験を行います。二酸化炭素をなるべく出さない暮らしを工夫してみましょう。
自分で考えたり実行したりする課題をいくつか出します。積極的に取り組んでみましょう。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 二酸化炭素排出量の計算方法と削減実験の紹介 |
第2回 | アメリカの環境保護運動1 アメリカ自然保護の父、ジョン・ミューア |
第3回 | アメリカの環境保護運動2 原生自然保護法とデイビッド・ブラウアー |
第4回 | アメリカの環境保護運動3 レイチェル・カーソンと「沈黙の春」 |
第5回 | ドイツの環境対策1 廃棄物政策とグリューネプンクト制 |
第6回 | ドイツの環境対策2 デポジット制とレギオカルテ |
第7回 | ドイツの環境対策3 風力発電とフィードインタリフ |
第8回 | ドイツの環境対策4 太陽光発電の促進策 |
第9回 | ドイツの環境対策5 エネルギー革命 |
第10回 | 日本の温暖化対策1 自主的対策の3条件 |
第11回 | 日本の温暖化対策2 エコカーと技術革新 |
第12回 | 中国の環境問題1 黄河の断流と砂漠化の進展 |
第13回 | 中国の環境問題2 水質と大気の汚染 |
第14回 | 中国の環境問題3 経済成長と温室効果ガスの急増 |
第15回 | 温暖化問題の行方 |