労働政策論Ⅰ
担当者村上  文教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [政治学科]
科目ナンバリングPOL-203

授業の概要(ねらい)

働き方改革関連法が成立し、平成31年4月から段階的に施行され、労働政策は変革期にある。これにより、長時間労働の是正、多様で柔軟な働き方の実現、雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保等のための措置が講じられる。労働政策論Ⅰでは、日本の労働関係・労働法の特徴、労働法の枠組みなどの基本知識を解説し、採用、人事異動、退職・解雇など雇用の各段階での諸問題と政策について取り上げる。また、雇用平等、女性の活躍推進のための政策、育児介護休業法、ハラスメント防止の政策も取り上げる。

授業の到達目標

①日本の労働関係・労働法の特徴を理解し、働くにあたってその知識を活用できる。
②日本の労働政策の概要を理解し、その背景、問題点、今後の方向性について考える力を修得する。

成績評価の方法および基準

レポート(80%)、意見発表など授業への貢献状況(20%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書日本の雇用と労働法濱口佳一郎日本経済新聞出版社(日経文庫)
教科書労働法入門 新版水町勇一郎岩波書店 (岩波新書)
参考文献『ワーク・ライフ・バランスのすすめ』村上 文法律文化社
参考文献

準備学修の内容

日本の労働の実態を踏まえて学ぶ必要があり、授業で参照した資料やデータをよく読み込むこと。

その他履修上の注意事項

労働政策を理解するには、Ⅰ、Ⅱと継続して履修するのがのぞましい。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション 働くことと法について学ぶ
第2回日本の労働の現状について学ぶ
第3回労働法はなぜ生まれ、なぜ必要かについて学ぶ
第4回労働法の枠組みについて学ぶ
第5回労働法の法源、就業規則の重要性について学ぶ
第6回日本の労働法の体系と特徴について学ぶ
第7回雇用関係の終了について学ぶ①
第8回雇用関係の終了について学ぶ②
第9回雇用関係の成立について学ぶ
第10回雇用関係の展開について学ぶ
第11回雇用平等、男女雇用機会均等法、女性活躍推進法について学ぶ①
第12回雇用平等、男女雇用機会均等法、女性活躍推進法について学ぶ②
第13回育児介護休業法について学ぶ
第14回パワーハラスメント防止について学ぶ
第15回まとめ ディスカッション