担当者 | 大江 朋子教員紹介 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [心理学科 2017年度以前] | |
科目ナンバリング | SEM-303 |
心を測ることは,心理学では避けて通れない道である。質問に正直かつ正確に答える人ばかりであれば簡単だが,人は本心を見せようとないこともあれば,本人すら自分の心の状態を把握できないこともある。これらのことを乗り越えて心の状態をとらえる試みが心理学では古くからなされてきたが,ここではその一部である身体の動きや生理的反応の計測に焦点を当てる。心理学において用いられる身体反応とその測定方法を文献から学ぶとともに,表情,視線,唾液中のコルチゾールやアミラーゼ活性,光電容積脈波,皮膚温度などを実際に測定することで,身体と心の関係を理解する。
①心理学において用いられる身体反応とその測定方法を専門的に説明することができる。
②心理学において用いられる身体反応を適切に測定し,分析や考察をすることができる。
③身体反応についての自分の考えを他者に論理的に伝えることができる。
以下の3点を,発表(30%),討論(40%),レポート(30%)から評価する。
①専門的な知識を利用して、適切な解説や討論をすることができるか。
②身体反応を適切に測定し,分析や考察をすることができるか。
③自分の考えを他の受講生に効果的に伝えることができるか。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 生理心理学と精神生理学 第I巻 基礎 | 坂田省吾・山田冨美雄(編) | 北大路書房 |
参考文献 | 生理心理学と精神生理学 第II巻 応用 | 片山順一・鈴木直人(編) | 北大路書房 |
参考文献 | 生理心理学と精神生理学 第III巻 展開 | 室橋春光・苧阪満里子(編) | 北大路書房 |
参考文献 | 公認心理士の基礎と実践 6巻 心理学実験 | 山口真美・金沢創・河原純一郎(編) | 遠見書房 |
参考文献 | トコトンやさしいVRの本 | 東京大学バーチャルリアリティ教育研究センター (編) | 日刊工業新聞社 |
発表担当者は、パワーポイントで作成した資料を用いて、他の履修者が内容をよく理解できるように、また、他の履修者からの質問や意見に対応できるように、事前に十分な準備をしておく。他の履修者は事前に文献を読み、討論の際には積極的に発言することが求められる。
・資料配布および課題提出には、帝京大学のLMSまたはWeb File Serverを利用する。
・調査や実験,あるいはそのデモに参加し、その研究についての解説を受ける機会を設ける予定である。
・VR用のヘッドマウントディスプレイを装着して実験をすることもできる。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 授業についての説明、文献の紹介、発表担当の割り当てを行う。身体と心の関係について学ぶ。 |
第2回 | 心の状態を測る方法(1)について学ぶ。 |
第3回 | グループ内での測定を行う。 |
第4回 | グループ内で分析と考察を行う。 |
第5回 | 心の状態を測る方法(2)について学ぶ。 |
第6回 | グループ内での測定を行う。 |
第7回 | グループ内で分析と考察を行う。 |
第8回 | 心の状態を測る方法(3)について学ぶ。 |
第9回 | グループ内での測定を行う。 |
第10回 | グループ内で分析と考察を行う。 |
第11回 | 心の状態を測る方法(4)について学ぶ。 |
第12回 | グループ内での測定を行う。 |
第13回 | グループ内で分析と考察を行う。 |
第14回 | 環境の変化が身体反応に与える影響について発表する。 |
第15回 | 環境の変化が身体反応に与える影響について発表する。 |