演習Ⅱ
担当者西澤  保
単位・開講先必修  2単位 [経済学科]
科目ナンバリングSEM-302

授業の概要(ねらい)

 演習IIの授業内容・進め方は、学生とよく話し合いながら決めていく。演習IIでは、演習I を踏まえて、グループごとに、あるいは個別に、テーマを設定して、そのテーマに即した学習・研究を深めて、順番に報告していただき討論を行うことを考えている。グループごとに、あるいは個別に、関心と学習、理解を深めていただきたい。
 いくつかの基本的な文献、新聞のコラムなどを読みながら、基礎知識を深めると同時に、ゼミの学生相互の理解を深め、共通意識・関心を高める。イギリスとヨーロッパの現代社会、資本主義を日本と比較しながら、歴史的に検討する。基礎的な文献として、『経済学は人々を幸福にできるか』(宇沢弘文著、東洋経済新報社)、『資本主義の革命家、ケインズ』(R.E.バックハウス・B.W.ベイトマン著、栗林訳・西沢監訳、作品社)、『二十一世紀の資本主義論』(岩井克人著、筑摩書房)、ピーター・クラーク著、西沢他訳『イギリス現代史』(名古屋大学出版会)などの部分、そして新聞のコラムなどを考えています。

授業の到達目標

 イギリスとヨーロッパの現代社会、資本主義のいくつかの側面について、日本と比較しながら、理解を深めていただく。ゼミの学生同士が議論をし、理解と関心をともに高めていただく。一定の文章の読解力、まとめる力、プレゼンテーション能力などを高めていただく。

成績評価の方法および基準

 平常点(55%)、レポート(45%)とし、総合的に評価する。演習なので積極的に参加すること、平常点を重要視する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
教科書
教科書
教科書
教科書
参考文献『経済学は人々を幸福にできるか』宇沢弘文東洋経済新報社
参考文献『資本主義の革命家 ケインズ』バックハウス、ベイトマン著、栗林訳・西沢監訳作品社

準備学修の内容

 指示する文献、配布するプリントなどをよく読むこと。

その他履修上の注意事項

 演習に積極的に参加すること。

授業内容

授業内容
第1回 演習の進め方についての話し合い
第2回 演習の進め方・方針の決定
第3回 イギリス・ヨーロッパ現代社会の諸問題についての輪読・報告
第4回 イギリスとEUをめぐる問題についての輪読・報告
第5回 イギリスとEUをめぐる問題についての討論
第6回 全体討論
第7回 ケインズ、経済思想と現代資本主義社会についての輪読・報告
第8回 ケインズの資本主義観と道徳哲学1
第9回 ケインズの資本主義観と道徳哲学2
第10回 全体討論
第11回 イギリス・ヨーロッパと日本の比較-歴史的検討
第12回 イギリス・ヨーロッパの経済と日本経済の比較
第13回 イギリス・ヨーロッハの経済と日本経済の比較
第14回 全体討論
第15回 まとめ