流通システム論Ⅰ
担当者西川 みな美教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [経営学科]
科目ナンバリングCME-303

授業の概要(ねらい)

流通とは生産と消費を結びつける経済部門であり、流通システムとはこの商品流通の仕組みを指します。この授業では、みなさんが日頃店頭で手にする商品がいかなる流通プロセスを経ているのか、流通業者がどのような役割を担っているのかを理解するために、事例を交えながら流通システムの基礎的な概念と理論を体系的に学びます。受講においては、講義の内容を覚え問題を解くだけではなく、自身の周りに存在する流通に関する現象や問題を探し、考える姿勢を求めます。

授業の到達目標

この授業の目的は、流通に関連する理論を理解し、それに基づいて現実に起きている流通に関する問題の分析能力を養うことです。そのために、以下の点を達成することを目指します。
・流通の役割を理解し、なぜ流通業者が存在しているのかを説明できる。
・流通論の観点から、日本の流通システムの特徴を捉えることができる。
・流通に関する記事・ニュースを一通り理解できる。

成績評価の方法および基準

期末試験 (100点満点) と授業中の小テスト・レポート (1回につき5点) によって評価します。レポート提出は任意となり、提出した場合は期末試験の点数に加点される形式です。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
教科書
参考文献はじめての流通崔 容熏・原 頼利・東 伸一有斐閣
参考文献現代流通矢作 敏行有斐閣

準備学修の内容

授業では、現実の事例と関連させながら流通論の基礎を学びます。復習として、授業で紹介した事例について調べたり、日々の生活において流通に関する現象を意識して観察してみると、授業の理解がより深まると思います。

その他履修上の注意事項

私語など授業の妨げとなる行為を行った場合は、減点します。

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス:この講義の全体像を示しながら、流通システムとは何かを説明する。
第2回流通の役割:流通機能
第3回商業者の存在意義
第4回流通における機能分担
第5回まとめ・日本の流通システム
第6回マーケティングと流通チャネル
第7回流通チャネルの設計
第8回垂直統合チャネル
第9回取引費用モデル
第10回流通チャネルの管理
第11回流通系列化
第12回製販同盟
第13回ケーススタディ
第14回まとめ
第15回まとめと期末試験