授業の概要（ねらい）

戦前から現代に至る日本とアジア地域の関係について学んでいく。授業の前半では、日本の植民地支配から、太平洋戦争終結に至る歴史的事実を振り返りつつ、日本がその間にアジアの人々に何をもたらしたかを論じる。その上で、現在のアジア地域との関係が、戦後の日本のアジアとの関係再構築の努力の上に成り立っていることを理解する。日本の対アジア経済協力、カンボジア・東チモールでの国連平和維持活動、インドシナ難民受け入れに関しては私の実体験を織り込みながら説明する。
授業の後半では、日本の隣国である中国、韓国との間で未だ克服されていない諸問題について考察する。さらに中国の台頭とアジアの国際環境の変化、米中関係、アジアの経済統合などのテーマについて、関連の時事問題と併せ取り上げていく。
この授業を通じてあなたが考えたことを、アジアの人々との交流に是非生かしてもらいたい。
この授業はオンライン(春期と同様のオンデマンド配信方式）での開講となる。

授業の到達目標

20世紀から現在に至る日本・アジア関係の歴史的事実について説明できる。
日中、日韓、米中関係等に関する新聞報道の内容についてコメントできる。

成績評価の方法および基準

平常点（確認テスト、課題の提出）、期末テストの合計で評価する。

教科書・参考文献

準備学修の内容

毎回、確認テストを行う。

その他履修上の注意事項

高校での世界史、日本史の履修を前提とはしない。世界の情勢（アジア）・Ⅰを修了していなくても、履修を認める。

授業内容