担当者 | 星井 道代教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [総合基礎科目] | |
科目ナンバリング | SCE-104 |
ライフ‐サイエンス【life science】は、生物体と生命現象を取り扱い、生物学・生化学・医学・心理学・生態学のほか社会科学なども含めて総合的に研究する学問である。最近は、本来の意味のほかに、エネルギー資源や食糧問題、宇宙開発、人口問題、環境問題などが社会的に大きな問題となり、もはやせまい意味の生物の学問というよりももっと広い立場が必要となっている。急速に発展を遂げつつある分野であるために、明確に限定しにくいが、生命倫理・医療・健康を中心に、適宜効果的に映像等使用し学習していく。課題となっている問題について現状を正しく理解し、自己の考え方を確立することを目的としている。通年の受講(ライフサイエンスⅠ受講者)を希望する。ライフサイエンスⅡでは、欧米の生命倫理に関する論文からバイオエシックスをとらえ、人としてどう考え生きていくのかをテーマに考えていく。
生命科学に関する現状を理解し、基礎的知識を身につけ、生命倫理的な課題について考える力を養う。
授業内におけるグループディスカッション及びレポート提出(50%)、生命倫理に関する課題レポート提出(25%)、生命倫理に関する15分のプレゼンテーション(25%)により総合的に評価する。毎回授業時には、配布資料・購入テキスト、ノートなどを持参すること。まずは出席を確保し、授業ノートを作成し、期日までに課題・レポート等の提出を行うこと。授業態度やレポート提出及び出席率が悪い場合には、期末試験の受験資格を与えない。試験時の教科書・ノート・参考書の持ち込みは禁止する。期末試験で一定以上の水準以上の得点が得られなかった履修者については、単位を取得することができない。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 『バイオエシックスの基礎』 | 欧米の生命倫理論 | 東海大学出版 |
毎回授業の前までに、前回の授業の復習と指定した教科書の授業範囲を読み、専門用語の意味等を理解しておくこと。前回の授業の復習については、ノートにまとめておくことが望ましい。出された課題は、次回までに完成させておくことが望ましい。
毎回授業時には、配布資料・購入テキスト、ノートなどを持参すること。ほぼ毎回授業時に、レポート(感想文)提出やグループ討論を行うため、極力遅刻・欠席・途中退席は控えること。とくに初回は、授業の進め方や評価方法など詳しく説明するので必ず出席すること。また、授業最終日は、自己評価表の提出、授業の総まとめ等を行うため、欠席は評価に大きく関係するため避けること。受講学生には、授業中の「マナー(常識的なこと)」を守るようお願いする(私語、授業に関係のない行為、例えば、携帯電話・ゲーム、読書、他授業のレポート等、途中退室などは厳禁)。自身のメンタルヘルスも含めた健康管理に留意すること。
最初と最後の授業では各自の評価に関する確認があるため欠席しないこと。
授業の進行状況により前後し、内容によりゲストティーチャーを招聘することもある。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション:授業の内容や参考文献等の説明。欧米の生命倫理論について学ぶ |
第2回 | エイズと社会問題について学ぶ |
第3回 | エイズの倫理的諸問題について学ぶ |
第4回 | 遺伝子解読・医療問題① 遺伝子研究の発展について学ぶ |
第5回 | 遺伝子解読・医療問題② 遺伝子研究と治療について学ぶ |
第6回 | 患者-医療者関係① 医療における権威主義的構造について学ぶ |
第7回 | 患者-医療者関係② 医療空間の基本図式の変化について学ぶ |
第8回 | 医療の役割、健康と病気、医学・医療批判の視点について学ぶ |
第9回 | 看護と介護、看護・介護の実態と問題点について学ぶ |
第10回 | パーソン論と差別、生命の尊厳、死生観と生き方について学ぶ |
第11回 | 医療と正義について学ぶ |
第12回 | バイオエシックスに関する演習① 先行研究のまとめ |
第13回 | バイオエシックスに関する演習② 発表資料のまとめ |
第14回 | バイオエシックスに関する演習③ 自己の課題とその発表 |
第15回 | バイオエシックスの枠組みと方法、今後の課題と展望 |