担当者 | 杉山 有沙教員紹介 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [政治学科] | |
科目ナンバリング | PUL-101 |
憲法は、国のあり方を決める法規範であり、最高法規です。そして、憲法は、人権の領域と統治機構の領域というように、大きく2つの分野に分けることができます。両者の関係は、目的としての人権と、その保障を達成すべき手段としての統治機構ととらえることができます。では、これが意味することは何でしょうか。
この授業では、憲法の基本的構造を理解することを目的として、人権論と統治機構論を勉強します。このとき、より深い理解を得るために、国家対個人の基本的な構造を常に意識しながら授業を進めます。さらに、適切に理解できるよう、身近な話題と絡めながら検討していくつもりです。
①憲法の基本構造を理解する。
②基本的人権を具体的にどのように保障していくべきか、について統治機構の側から考えることができるようになる。
③自分の問題として、憲法の問題を考えることができるようになる。
定期試験(70点)と中間レポート(30点)で評価します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『憲法』(2019年)。 | 大林啓吾・岡田順太・白水隆・鈴木敦編著 | 法学書院 |
参考文献 | 判例キーポイント憲法 | 岡田順太・淡路智典・今井健太郎 | 成文堂 |
予習:次回授業のために、参考文献にある教科書に目を通しておいてください。
復習:授業レジュメを再度読んでおいてください。
私たちの周りには多くの憲法問題があります。私たち一人一人の権利が適切に保障される社会の在り方を考えることは、とても大切です。ぜひ、ご家族や身近な方と憲法について積極的に話してみてください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション(本講義全体の見取り図、受講の目的と意義) |
第2回 | 憲法の存在意義 |
第3回 | 国民主権と天皇制、憲法改正 |
第4回 | 平和主義 |
第5回 | 人権保障の射程と限界 |
第6回 | パターナリズムによる制約、外国人の人権 |
第7回 | 法人の人権、公務員の人権 |
第8回 | 幸福追求権① |
第9回 | 幸福追求権② |
第10回 | 法の下の平等、平等の現代的発展 |
第11回 | 思想良心の自由 |
第12回 | 信教の自由 |
第13回 | 表現の自由① |
第14回 | 表現の自由② |
第15回 | まとめ |