成人と学習
担当者森  玲奈教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [教育文化学科]
科目ナンバリングEDU-120

授業の概要(ねらい)

生涯学習社会では、自らが自らの力で学びの場を構成できる人が必要とされています。この授業は、生涯学習社会で注目を集めている成人の学びについて学ぶ授業です。教科書を使っての講義となりますが、グループワークも取り入れ、参加者の主体性を重視します。最終課題では、自分たちなら何ができるかを考え、グループ単位で提案を発表してもらいます。受講者は20名まで、履修にあたっては第1回目でガイダンスに参加することを必須とします。履修者が定員を越えた場合は抽選を行います。

授業の到達目標

 ①学生は、成人の発達における生涯学習の意義について理解できます。
 ②学生は、成人学習の実践事例について説明できます。
 ③学生は、生涯学習の新たな動向と課題について把握した上で、新しい学習環境の提案ができます。

成績評価の方法および基準

 ①中間課題 50%
 ②最終課題(プレゼンテーション) 50%
 

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『生涯学習の新たな動向と課題』 立田 慶裕放送大学教育振興会
参考文献

準備学修の内容

 次回の授業のために文献を読むことや調べ物をするといった課題が出ます。
 授業後半には、最終課題に向けた準備を、授業時間外に行う必要が出てきます。

その他履修上の注意事項

 予備知識を必要とするものではありません。皆さんの主体的な参与を期待しています。個人での課題の他に、グループワークを導入します。学校教育に関わりたい人も、そうでない進路の人も、これから成人に移行していく「大学生」という時期、自分の今までの学びやこれからの学びについて考えてみませんか。関連課目としては、実践的な『教育学Ⅰ』『教育学Ⅱ』があります。

授業内容

授業内容
第1回 ガイダンス
 授業の進め方、科目の概要紹介
第2回 講義
 知識基盤社会と学習組織論・21世紀を生きる力
第3回 講義
 リテラシーの高度化
第4回 演習
 物語り的思考
第5回 演習
 科学的思考
第6回 演習
 テクノロジーの学習
第7回 演習
 身体知の学習
第8回 演習
 人間関係の力とソーシャル・キャピタル
第9回 演習
 生涯学習と社会的課題の解決
第10回 演習
 家庭の教育と読書
第11回 演習
 変化する仕事の学習
第12回 演習
 市民参加とボランティア
第13回 演習
 ネットワーク社会の学習
第14回 演習
 高度化する知識と学習環境の形成
第15回 最終課題:イノベーティブな学習環境の創出