暮らしの経済学Ⅰ
担当者上田 憲一郎教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [経営学科]
科目ナンバリングPFP-205

授業の概要(ねらい)

 本講義は、学生の皆さんが社会人となった後、暮らしの中で身近に触れる経済についての基本的な知識を習得し、その概要を理解することを目指します。
 また、新聞、ニュース等で報じられる経済の出来事や、ドラマ、小説などで見聞する経済事象に関して、理解の基盤形成を図ります。
 さらに、経済の基本的な知識を身に着けたのち、資産形成についても考えていきます。

 なお、本講義は、経済学部2年次専門科目の選択科目です。
 経済学部1年時に習得した知識をベースとして、2年生向けに今後の経済学部における研究に必要と考えられる内容を中心に授業を進めます。

 *必要に応じて、外部の有識者の講演を行う予定です。

授業の到達目標

 暮らしの中で日常的に触れる経済の基本的知識の習得と理解を目標とし、さまざまな経済事象について主体的に考えることができることを目標とします。

成績評価の方法および基準

 期末テスト50~70%
 中間テスト20~40%
 講義の中での課題、確認テスト、リアクションペーパー等10~20%程度
 この他、出席状況や受講態度、講義への貢献などを付加的に評価します。
 *上記の評価を総合した結果、満点の点数の60%以上を得点した学生に対して、単位を付与します。
 (履修者数や受講状況を勘案の上、評価方法や比率を見直すことがあります)。

 なお、出席状況(*)や受講態度が不芳な学生(**)は、授業放棄と見なし、成績評価の対象外としますので、十分に認識してください。
 *6回以上の欠席者は、授業放棄と見なし、成績評価の対象外とします。
  対象者は、適宜、授業の際に教室に張り出しますので、各自で確認してください。
 **受講態度の不芳な学生にはその場で退席を命じます。
   退席となった学生は、成績評価の対象外とします。救済措置等は一切ありませんので、十分、認識してください。

 ◆出席システムの不正使用に関しては、厳正に対処します。出席システムの不正使用があった場合は単位取得は認められません。
◆出席システムで「出席」の表示がされていても、当該授業中に出題して当該授業中に回収した課題の提出が無い場合は、当該授業について欠席扱いとし、最終評価から減点します。
 ◆来社証明書の取り扱いについては、大学の規定通りの取り扱いとします。例外は認めませんので、十分、認識してください。
  来社証明書の不正利用があった場合は厳正に対処します(来社証明書の不正利用があった場合は、単位取得は認められません)。
 ◆公欠扱いとなる欠席等の場合は、必ず、事前に教員に届け出の上、欠席となった授業から1週間以内に届を提出してください。

 ◇なお、教室では、授業及び試験の際に、学籍番号による座席指定とする場合がありますので、予め、ご承知ください。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書テキストは特に指定しない。
参考文献日本経済新聞、日経ヴェリタス等の経済メディアには進んで目を通してください。

準備学修の内容

 日本経済新聞の主要なニュースや、経済教室、やさしい経済学、ゼミナールなどのコラムに興味を持ち、普段から目を通しておくことをお勧めします。

その他履修上の注意事項

 社会人となった後も、公私ともに経済の動きを理解することは、大切です。
 経済の基本を学び、仕事にも生活にも、そして老後資産形成にも活かしていきましょう。
 なお、本講義と暮らしの経済学Ⅱは、密接に関連するため、通年での履修を原則とします。
 また、上記の成績評価に関する項目を十分、認識の上、履修してください。
 ◆授業で使用する資料は、前もってLMSに登録します。受講生の皆さんは、事前に閲覧・印刷して予習したうえで、授業に臨んでください。

 ◆出席システムの不正使用に関しては、厳正に対処します。出席システムの不正使用があった場合は単位取得は認められません。
◆出席システムで「出席」の表示がされていても、当該授業中に出題して当該授業中に回収した課題の提出が無い場合は、当該授業について欠席扱いとし、最終評価から減点します。
 ◆来社証明書の取り扱いについては、大学の規定通りの取り扱いとします。例外は認めませんので、十分、認識してください。
  来社証明書の不正利用があった場合は厳正に対処します(来社証明書の不正利用があった場合は、単位取得は認められません)。
 ◆公欠扱いとなる欠席等の場合は、必ず、事前に教員に届け出の上、欠席となった授業から1週間以内に届を提出してください。

 ◇なお、教室では、授業及び試験の際に、学籍番号による座席指定とする場合がありますので、予め、ご承知ください。
 ◇履修者数や履修者の理解度の進捗によっては、講義内容を見直すことがあります。

授業内容

授業内容
第1回 イントロダクション
第2回 社会や歴史の動きと経済を考える。
第3回 世の中の経済の基本を考える(1)お金とは?なぜ、お金に価値があるのかを理解する
第4回 世の中の経済の基本を考える(2)金融の仕組みと、金融の主要プレイヤー(銀行、保険会社、証券会社、投資顧問会社、信託銀行など)について理解する
第5回 世の中の経済の基本を考える(3)会社とは?株式会社の起源や基本的な仕組みを理解する
第6回 世の中の経済の基本を考える(4)会社の課題(環境問題、社会貢献、消費者、はたらく人)
第7回 世の中の経済の基本を考える(5)国の財政とは?国の予算や財政の仕組みと暮らしの関わりを理解する
第8回 世の中の経済の基本を考える(6)税金とは?国債とは?税の仕組みと暮らしの関わりを理解する
第9回 前半のまとめと確認の小テスト
第10回 資産運用を考える(1)投資と投機…資産運用の基本を理解する
第11回 資産運用を考える(2)リターンとリスク…資産運用の基本を理解する
第12回 資産運用を考える(3)株式とは?債券とは?投資信託とは?…主な運用商品を理解する
第13回 資産運用を考える(4)ポートフォリオ、リスク管理、分散投資、NISA、個人型確定拠出年金
 (iDeCo)等について理解する
第14回 資産運用を考える(5)老後資産形成を考える
第15回 講義の総まとめとテスト