音楽実技
担当者若宮 由美
単位・開講先選択  1単位 [初等教育学科 こども教育コース]
科目ナンバリングESS-102

授業の概要(ねらい)

 保育・幼児教育において、音楽は非常に大切な役割を担っている。音楽を通じて、子どもたちの感性を育て、表現力を引きだし、創造力を養うことができるよう、本講では1年次に習得した基礎的な音楽技能を高め、応用力の育成を目指す。授業の中心は実技活動である。

授業の到達目標

 保育・幼児教育の現場で求められる音楽技能の習得とその応用。具体的には、現場で必要とされるピアノ曲の演奏と子どもの歌の弾き歌い、さらには子どもの歌への簡易な伴奏づけ、初見奏などに取り組む。初見奏(歌付き伴奏)に取り組む。授業を通じて習得した音楽技能を総合的に活用できるようにする。

成績評価の方法および基準

 実技による定期試験を基本とする。(50%)
 その他、授業内における小テスト(10%)や取り組んだ曲数(30%)、課題の到達度(10%)も評価に含む。
 また、平常点も評価に加味する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『続こどものうた200』小林美実編チャイルド本社
参考文献

準備学修の内容

 ピアノ実技および弾き歌いについては、授業時はもちろんのこと、授業外に地道な自己練習を行うようにしよう。とくに予習に力を入れることが大切である。

その他履修上の注意事項

 実技等の活動への積極的な取り組みを期待する。毎月の必修曲(弾き歌い・ピアノ曲)を必ず終えることが大事である。さらに必修曲以外にできる限り多くの曲に取り組もう。各自で目標を定め、その目標に向かって努力する点が重要である。

授業内容

授業内容
第1回 実技の上達のために・休み中の課題の発表をしよう
第2回 子どもの歌の弾き歌いと伴奏法① メジャー・コードと移調を学ぼう
第3回 子どもの歌の弾き歌いと伴奏法② 二長調のコードの基本を学ぼう
第4回 子どもの歌の弾き歌いと伴奏法③ 二長調のコードの発展とマイナー・コードを知ろう
第5回 小テスト 発表1回目 二長調のコードの弾き歌いを行おう
第6回 子どもの歌の弾き歌いと初見① 4小節の初見(1)旋律の特性を見抜く方法を知ろう 
第7回 子どもの歌の弾き歌いと初見② 4小節の初見(2)リズムに注意を向けよう
第8回 子どもの歌の弾き歌いと初見③ 8小節の初見に挑戦しよう
第9回 子どもの歌の弾き歌いと初見④ 歌付きの初見を学習しよう
第10回 小テスト 発表2回目 歌付きの初見をこなそう
第11回 わらべうたの伴奏① 基本を押さえた伴奏法を学ぼう
第12回 わらべうたの伴奏② 基本を押さえ、それを発展させた伴奏法を学ぼう
第13回 子どもの歌の弾き歌い応用編① コードを応用して、自分で伴奏を書こう
第14回 子どもの歌の弾き歌い応用編② 自分で書いた伴奏を弾こう
第15回 子どもの歌の弾き歌い応用編③ 暗譜をして弾こう