国際政治経済学Ⅱ
担当者
単位・開講先選択必修  2単位 [国際経済学科]
科目ナンバリングECO-204

授業の概要(ねらい)

 世界の政治経済秩序は激動の時代を迎えています。米中貿易戦争などによって「新冷戦」時代が幕を開けたとも言われています。トランプ政権の「アメリカ第一主義」とその政治経済政策は日本をはじめ世界の政治と経済に多大な影響を与えつつあります。この授業では、激動する世界経済秩序の諸問題について、様々な角度から政治経済学的視点で、その背景と原因を学びます。

授業の到達目標

(1)国際政治経済秩序の現状とその歴史的背景について基本的事項を修得します。
(2)それと同時に、世界の政治経済秩序の中で覇権国・中心国が果たす役割について基本的事項を修得します。

成績評価の方法および基準

課題の提出物によって評価する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
教科書特になし。
参考文献『グローバル資本主義ー危機か繁栄か』ギルピン著東洋経済新報社
参考文献『世界システムの政治経済学』ギルピン著東洋経済新報社

準備学修の内容

 講義の冒頭に前回の講義について復習の質問をするので講義資料に基づいて復習することを推奨します。

その他履修上の注意事項

 世界政治経済の動向に関する新聞、インターネット等の情報に関心を持つことを推奨します。講義内容に関して、積極的に質問してください。

授業内容

授業内容
第1回序論:国際政治経済システムの現状
第2回国際通貨体制の盛衰Ⅰ:国際金本位制
第3回国際通貨体制の盛衰Ⅱ:管理通貨制
第4回国際通貨体制の盛衰Ⅲ:変動相場制と為替介入
第5回金融のグローバル化について学ぶ
第6回国際金融危機の発生と最後の貸し手について学ぶ
第7回多国籍企業について学ぶ
第8回移民と労働力移動について学ぶ
第9回国際的なサプライチェーンの形成について学ぶ
第10回国際貿易の政治経済学について学ぶ
第11回米中貿易摩擦について学ぶ
第12回グローバル化と反グローバリズムについて学ぶ
第13回国際政治経済秩序の展望
第14回講義内容の全体をまとめる
第15回講義を総括する