国際政治経済学Ⅰ
担当者
単位・開講先選択必修  2単位 [国際経済学科]
科目ナンバリングECO-203

授業の概要(ねらい)

 世界の政治経済秩序は激動の時代を迎えています。米中貿易戦争などによって「新冷戦」時代が幕を開けたとも言われています。トランプ政権の「アメリカ第一主義」とその政治経済政策は日本をはじめ世界の政治と経済に多大な影響を与えつつあります。この授業では、激動する世界経済秩序の諸問題について、様々な角度から政治経済学的視点で、その背景と原因を学びます。

授業の到達目標

(1)国際政治経済秩序の現状とその歴史的背景について基本的事項を修得します。
(2)それと同時に、世界の政治経済秩序の中で覇権国・中心国が果たす役割について基本的事項を修得します。

成績評価の方法および基準

平常点:40%(出席状況と質問)
定期試験の成績:60%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
教科書 特になし。
参考文献『グローバル資本主義ー危機か繁栄か』ギルピン著東洋経済新報社
参考文献『世界システムの政治経済学』ギルピン著東洋経済新報社

準備学修の内容

 講義の冒頭に前回の講義について復習の質問をするので講義資料に基づいて復習することを推奨します。

その他履修上の注意事項

 世界政治経済の動向に関する新聞、インターネット等の情報に関心を持つことを推奨します。講義内容について、積極的に質問してください。

授業内容

授業内容
第1回序論:国際政治経済学とは何か
第2回市場と制度について学ぶ
第3回覇権システムの盛衰Ⅰ:パクスブリタニカの生成について学ぶ
第4回覇権システムの盛衰Ⅱ:パクスブリタニカの確立について学ぶ
第5回覇権システムの盛衰Ⅲ:パクスブリタニカの成熟化について学ぶ
第6回覇権システムの盛衰Ⅳ:覇権国の移行について学ぶ
第7回覇権システムの盛衰Ⅴ:パクスアメリカーナの生成について学ぶ
第8回覇権システムの盛衰Ⅵ:パクスアメリカーナの確立について学ぶ
第9回覇権システムの盛衰Ⅶ:パクスアメリカーナの衰退について学ぶ
第10回国際通貨体制の歴史について学ぶ(第2回)
第11回国際貿易の政治経済学について学ぶ
第12回地域統合について学ぶ
第13回ポピュリズムの台頭について学ぶ
第14回講義全体をまとめる
第15回講義内容を総括、試験を実施する