担当者 | 山下 雅之教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [社会学科] | |
科目ナンバリング | HEA-101 |
近現代の西洋社会の成り立ちを考える上で重要と思われるのが衣食住についての歴史であるが、とくに食事やファッションそして部屋のつくりなど洋式化したスタイルが明治期以降に私たちの生活のベースをなすものとして輸入されてきており、たとえば現代の生活で和服を着て歩くことは特定の儀式や職業以外では考えられないほどとなっている。そこでこの授業ではフランスをおもに対象として18世紀末の革命期以降のファッションの変化を中心に、生活全般の近代化の中で衣服の占めてきた位置を考えることを通し、私たちの生活を形作っている衣服の歴史文化的な意味を理解する。
18世紀末のフランス革命から20世紀初頭に至るフランスのファッションの変化と、それに関連する社会や文化の発展について、おもな時期の代表的な衣服のスタイルを理解し、それを生み出した社会的背景についての歴史的な知識を得ることが目標である。
中間レポート20%と期末試験70%及び授業への積極的な参加10%を基準として評価する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | レミゼラブル | ビクトル・ユーゴー | 岩波文庫 |
授業内容に関連した資料等の自主学習
回 | 授業内容 |
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第1回 | 和服と洋服: 日本での洋服の始まり、鹿鳴館時代 |
第2回 | 18世紀後半のフランス、マリーアントワネットの時代 王侯貴族のファッション |
第3回 | ルイ14世から「ベルサイユのばら」へ 男性ファッションの変化とモーツァルトのレース |
第4回 | フランス革命とメルベイユーズ ルイ16世の処刑とロベスピエール |
第5回 | ナポレオンの登場とリヨンのファッション産業 |
第6回 | ジョゼフィーヌからマリー・ルイーズへ 戴冠式の夢と凱旋門 |
第7回 | 7月革命から2月革命へ 王政復古とレミゼラブルの世界 |
第8回 | 第2帝政のファッションとフレデリック・ヴォルト ナポレオン3世と皇后ユージェニー |
第9回 | ロンドンからパリへ:万国博覧会と日本 |
第10回 | デパートの誕生 パリのオーボンマルシェにプランタン |
第11回 | スポーツウェアとスザンヌ・ランラン |
第12回 | 産業革命と鉄道網 ノルマンディーのリゾート、ドーヴィル |
第13回 | ポール・ポワレによる時代の装い |
第14回 | ショートカットとボーイッシュ ギャルソンヌそしてキュビスム |
第15回 | アールヌーボーからアールデコへ ミュシャによるサラ・ベルナールとラリック |