演習Ⅱ
担当者寺川 隆一郎教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [経済学科]
科目ナンバリングSEM-302

授業の概要(ねらい)

前期の「演習Ⅰ」に引き続き、この演習では、文献や資料を読み込むことで、市場社会の矛盾について思想的に解釈する方法を学ぶ。テーマとしては、貨幣・信用を考えている。
毎回の授業では主に、参加者全員で共通の文献を読み、その内容について議論する「輪読」を行う。輪読を通じて、経済・経済学の基礎知識を確認し、レジュメの切り方、発表の仕方、討論の仕方、レポートの書き方といった学術の作法を学ぶ。また、参加者諸君ができるだけ自由に疑問を述べたり、発言したりする機会を作るために、「哲学対話」という簡単なワークショップも定期的に行う予定である。
12月にはゼミの集大成として、主に関東近郊の大学が集まる、インカレのプレゼン大会に出場する。今学期の前半は輪読と並行しつつ、後半は授業時間の多くを割いて、プレゼンの準備を進めることになる。

授業の到達目標

現代の市場社会のどのような点に可能性や問題があるのか、自分なりの視点で論じられるようになる
関心を持った主題について、先行研究を踏まえ、問題を提起し、適切に論証できるようになる

成績評価の方法および基準

平常点70%、レポート30%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『経済政策』松原隆一郎放送大学教育振興会
教科書『ゆっくり、いそげーカフェからはじめる人を手段化しない経済』影山知明大和書房
参考文献『考えるとはどういうことか 0歳から100歳までの哲学入門』梶谷真司幻冬舎新書

準備学修の内容

発表担当者はレジュメを準備し、そのほかの参加者は毎回、質問やコメントを用意してくること

その他履修上の注意事項

毎回の演習に出席し、積極的に発言すること

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス
第2回哲学対話(1)
第3回レジュメの切り方の解説
第4回輪読:市場社会論
第5回輪読:市場社会論
第6回輪読:市場社会論
第7回哲学対話(2)
第8回輪読:貨幣論
第9回輪読:貨幣論
第10回輪読:貨幣論
第11回哲学対話(3)
第12回輪読:信用と信頼
第13回輪読:信用と信頼
第14回輪読:信用と信頼
第15回まとめ