社会福祉と経済Ⅱ
担当者四谷 英理子教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [経済学科]
科目ナンバリングPFP-306

授業の概要(ねらい)

 社会保障は、病気や障害、失業、貧困、高齢、要介護など個人の力だけで対処することが困難な生活上のリスクに対して、私たちの生活を守るセーフティネットとしての役割を果たしています。
 この授業では、日本および欧米諸国の社会保障制度や社会保障の歴史を学ぶことにより、日本の社会保障の現状と課題を理解する力を身につけることを目指します。

授業の到達目標

(1)日本の年金、労災保険、雇用保険、子育て支援の仕組みについて説明することができる。
(2)社会保険と民間保険の違いについて説明することができる。
(3)なぜ社会保障が生まれ、どのような変遷をたどってきたのかについて説明することができる。
(4)日本の社会保障の現状と課題について、自らの問題として考え、理解することができる。

成績評価の方法および基準

平常点(リアクション・ペーパー、新聞の要約・意見など)30%、期末試験70%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書穴埋め形式のプリントを配布します。
参考文献『はじめての社会保障 第17版:福祉を学ぶ人へ』椋野美智子、田中耕太郎有斐閣、2020年。

準備学修の内容

・授業で配布したプリントを読み直し、各トピックについて自分の言葉で説明できるようにしておいてください。

その他履修上の注意事項

・他の受講生の迷惑になるため、私語は厳禁です。
・期末試験は持ち込み不可で行います。
・社会福祉と経済Ⅰとの連続受講が望まれます。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション:社会福祉と経済Ⅱの授業の内容、進め方、成績評価の方法について説明する。
第2回社会福祉と経済Ⅰの内容の復習
第3回公的年金制度
第4回公的年金制度の課題
第5回過労死の問題について考える
第6回労災保険制度
第7回雇用保険制度
第8回社会保険と民間保険
第9回人口減少と少子化
第10回子育て支援の現状と課題
第11回保育の問題について考える
第12回社会保障の歴史:社会保障はなぜ生まれたのか?
第13回欧米諸国の社会保障制度
第14回日本の社会保障制度の課題と今後の展望
第15回まとめと期末試験