担当者 | 山本 博幸教員紹介 | |
---|---|---|
単位・開講先 | 必修 2単位 [経済学科] | |
科目ナンバリング | SEM-302 |
このゼミは投資管理論と銘打って、「金融資産のないものは作り、ある者は減らさない」という議論からスタートする。また、貯蓄から投資の時代と言われて久しいが、依然として現預金の比重が大きいく、この現状を打破する方法について議論することになる。
くわえて有価証券投資の魅力について学ぶ、とりわけ株式投資について理解を深め、株式の個別および分散投資の手法を学び、模擬ポートフォリオを構築することなる。
可能であれば個別の銘柄を保有することで、株式投資に関する付随的事情を学ぶ。
一方、株式持ち合い、メインバンク制度が日本的経営とともに消え去るなか、個人の株式保有にかかる日本的スタイルはその非合理性がいわれている。しかし、我々が捨ててしまった日本的経営も、有効な仕組みであったとの説も多い。そこで我が国の旧態依然たる株主総会や株主優待などの特殊性は、閉塞感や制度疲労の見られる資本主義をむしろ延命するのではないかという仮説で、検証してみたい。
1700兆円の個人金融資産のうち52%が現金・預金である。株式保有は9%程度であるが、上場株の比率はさらに低い。東証時価総額およそ500兆円のうち100兆程度が日本の個人投資家の保有である。大量に保有する現金・預金の一部を株式投資にすることで、日本資本市場の体質改善ができるのではないか。との認識で、資産運用を学ぶ。
(1)社会に対する関心の向上
(2)基礎学力の向上(経済・社会・企業の動向をみる力を養う)
(3)明日から企業人として、社会に出ても直ちに同化出来る知恵と教養を磨く
(4)具体的には、経済紙が報道する事象に対してつぶさに理解が出来、場合によって自らの意見を述べることも出来る人材をつくる。
(5)大学や企業や社会に対して望郷心を持つ人材をつくる。
参加態度などで総合的に判断する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 賢者の投資 | 佐々木文之編著 | 東洋経済 |
参考文献 | 『図説 日本の証券市場』 | 日本証券経済研究所版 | |
参考文献 | 『日経新聞が読める本』ISBN978-4-7993-1849-2 | 山本博幸著 | ディスカヴァー・トゥエンティワン社版 |
参考文献 | 月刊文芸春秋、日本経済新聞など。その他、期中に紹介する。 |
1.金利・為替動向をフォロー
2.企業収益動向をフォロー
3.内外政治動向のフォロー
1.手帳の準備
2.ノートの準備
その他は適宜指示する
回 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | 前期の反省 |
第2回 | 分散と集中 |
第3回 | α値β値 |
第4回 | ウォーレンバフェットについて |
第5回 | ウォール街のランダムウォーク |
第6回 | 討議 |
第7回 | 討議 |
第8回 | 討議 |
第9回 | 最強のポートフォリオ発表 |
第10回 | 最強のポートフォリオ発表 |
第11回 | 最強のポートフォリオ発表 |
第12回 | 最強のポートフォリオ発表 |
第13回 | 最強のポートフォリオ発表 |
第14回 | 最強のポートフォリオ発表 |
第15回 | 総括 |