観光学実習(観光施設)Ⅰ
担当者山中 左衛子教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [観光経営学科]
科目ナンバリングTOS-205

授業の概要(ねらい)

 皆さんは、国賓来日の際の迎賓館での晩餐会、自衛隊が国歌を演奏する歓迎式典や来賓国と日本の国旗が並ぶ記者会見の映像を見たことはありませんか。
 プロトコール(国際儀礼)とは、国家を代表する人々が互いに心地よく交流するためのマナーです。国のゲストが宿泊するホテルでは、プロトコール担当が外務省や大使館の依頼に応じて、到着から出発までのサポートを行っています。
 また近年プロトコールは、国際交流の際に役立つ異文化コミュニケーションのあり方としても注目されています。本講義では、プロトコールとは何か、国のゲストを迎えるホテルのプロトコール担当の役割を学びます。実習では実際に国のゲストが宿泊するホテルの施設を見学し、その運営についてプロトコール担当に話を聞きます。
 また昨年大阪で開催されたG20(金融世界経済に関する首脳会議)、即位の礼における過去事例や、国家を代表するゲストが観戦のため来日する東京オリンピックの状況についても調べます。皆さんの最終目標は、学び、自ら調べ、見聞したことから国際交流のヒント集を作ることです。
 

授業の到達目標

 (1)国際儀礼(プロトコール)とは何かを理解し、内容を具体的に説明できる。
 (2)ホテルにおける、プロトコール担当の役割や必要な知識について説明できる。

成績評価の方法および基準

 出席は必須です。実習先についてのグループ発表(評価割合20%)、実習後の個別レポート提出(評価割合20%)、
 小テスト、グループワークへの貢献・受講態度(評価割合30%)、 個別に提出する最終課題の内容(評価割合30%)
 により評価されます。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書適宜資料を配付します。
参考文献『マナー・プロトコールの基本』日本ホテル教育センター(編集)日本ホテル教育センター

準備学修の内容

 必要に応じて、授業の終わりに次回のテーマに関連する課題を出しますので、準備して授業に参加しましょう。

その他履修上の注意事項

 受講者の上限は、10名を目途とし、受講を希望する人が多い場合は抽選により決定しますので、初回のオリエンテーションには必ず出席願います。
 なお実習にともなう都内交通費は、受講生負担とします。

授業内容

授業内容
第1回 オリエンテーション
第2回 プロトコールとは①
第3回 プロトコールとは②
第4回 グループワーク
第5回 グループワーク
第6回 学外実習分①
第7回 発表・討議①
第8回 発表・討議②
第9回 学外実習分②
第10回 発表・討議③
第11回 ヒント集企画・全体討議①
第12回 学外実習分③
第13回 ヒント集製作、全体討議②
第14回 最終案個人発表、フィードバック
第15回 まとめ