女性史Ⅱ
担当者山下 須美礼教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [史学科]
科目ナンバリングGDE-202

授業の概要(ねらい)

 本授業では、春期に引き続き「女性」という観点から見た歴史(主に日本の歴史)について講義する。女性が社会的・文化的にどのように扱われ、語られてきたのか、さらには女性に限らず、性別に関わるさまざまな事象は、歴史学的にどのようにとらえることができるのか、その視点や方法について学ぶ。

授業の到達目標

 女性史という観点から、受講者自らがそれぞれの問題意識を形成し、それについて歴史学的な視点や方法によって考察が加えられるようになる。

成績評価の方法および基準

 ①中間レポート(40%)
 ②期末レポート(40%)
 ③毎回の課題等の実施状況および内容(20%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献『新 体系日本史9 ジェンダー史』(2014)大口勇次郎・成田龍一・服藤早苗編山川出版社
参考文献『日本女性生活史』第1~5巻(1990)女性史総合研究会編東京大学出版会

準備学修の内容

 毎回の授業終了時に提示するテーマについて、授業後に各自で調査や考察を行ない、次の授業のリアクションペーパーに、その成果を反映させること。

その他履修上の注意事項

 ・レジュメが配布されることに安心せず、メモやノートをしっかりとること。
 ・講義内容をもとに自分自身で思考し、視野や関心を広げていってほしい。
 ・授業内容は、進捗状況等により多少の変更の可能性あり。

授業内容

授業内容
第1回 授業の内容、進め方、評価等についてのガイダンス
第2回 「開国」と女性
第3回 幕府の終焉と明治維新
第4回 「文明開化」と女性
第5回 「国民」としての女性
第6回 近代の女子教育
第7回 主張と表現
第8回 前半のまとめと中間レポートに関する作業
第9回 「帝国」のなかの女性
第10回 「銃後」の世界
第11回 占領下の女性
第12回 戦後社会と女性
第13回 「近代家族」と女性
第14回 女性史から見る現代
第15回 後半のまとめと期末レポートに関する作業