授業の概要（ねらい）

　本授業は、主に江戸から明治にかけての古文書を取り上げ、その読解を中心に、史料の探索・収集・整理・考察の方法を学ぶことを目的とする。前半は教員が用意する北東北諸藩領で書かれた幕末から明治初期の古文書を用いて読解を進め、後半は受講者が自らの調査・研究で入手したデータ等があればそれを用いる。人数次第で、輪読形式もしくは報告形式で演習を進める。

授業の到達目標

　受講者が自身の研究で古文書を史料として十分扱えるようになることを目標とする。

成績評価の方法および基準

　授業における報告・発言、研究に対する姿勢を総合的に判断する。

教科書・参考文献

準備学修の内容

　授業内で提示する次回のテキストを読み込み、疑問点や論点をまとめてくること。

その他履修上の注意事項

・日本近世・近代史に関心のある学生の受講が望ましい。
・児玉幸多編『くずし字解読辞典』や『くずし字用例辞典』（東京堂出版）が必要。

授業内容