担当者 | 鮫島 卓 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [観光経営学科] | |
科目ナンバリング | TOS-110 |
本講座は、国家資格である「旅行業務取扱管理者(国内・総合)」の取得を目標とする講座である。旅行業法では、旅行業者は営業所ごとに1人以上の旅行業務取扱管理者を選任しなければならないとされており、旅行業者にとっては営業上不可欠な資格である。
試験科目は2種類あり、国内旅行を取り扱う「国内旅行業務取扱管理者」は、「旅行業法」「旅行業約款および運送・宿泊約款」「国内旅行実務」の3科目、国内・海外旅行を取り扱う「総合旅行業取扱管理者」は、前期の3科目に「海外旅行実務」を加えて4科目である。
旅行業関連資格取得講座A1では、「旅行業法」「旅行業約款および運送・宿泊約款」の2科目を、旅行業関連資格取得講座A2では「国内旅行実務」を学習する。A2では特に国家試験で配点の高い「JR運賃・料金」「国内航空運賃料金」を扱う。国内実務科目の中の「国内観光資源」は春期B1で扱う。
「国内旅行業務取扱管理者」資格取得のためにはA1・A2を共に履修することが必要である。次年度春期の旅行業関連資格取得講座B1・B2では「旅行業法」「旅行業約款」「国内旅行実務」の過去問題のトレーニングを中心に国家試験問題対策を強化する予定であるので、それにつなげる基礎固めとして理解してほしい。
「旅行業務取扱管理者」の資格試験に合格できるレベルを到達目標とする。
平常点30%、期末テスト70%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 2020年版 ユーキャンの国内・総合旅行業務取扱管理者 速習レッスン | ユーキャン旅行業務取扱管理者試験研究会 | U-CAN |
教科書 | |||
参考文献 | なし |
旅行会社で旅行商品お申し込み・購入の経験があると理解がしやすい。
旅行業界へ就職を志望する学生は本講座を履修して「旅行業務取扱管理者」の資格取得を目指してほしい。難易度は高いが、資格取得ができれば就職活動で大きな優位性を持てることは言うまでもない。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 授業の方針と計画・ガイダンス「旅行業務取扱管理者試験の概要を知る」 国内旅行実務・JR運賃料金「用語の定義とJR運賃の計算①」 |
第2回 | 国内旅行実務・JR運賃料金「JR運賃の計算②」 |
第3回 | 国内旅行実務・JR運賃料金「JR運賃の特例と割引」 |
第4回 | 国内旅行実務・JR運賃料金「JR料金の基本」 |
第5回 | 国内旅行実務・JR運賃料金「JR料金の特例①料金の通算」 |
第6回 | 国内旅行実務・JR運賃料金「JR料金の特例②通算できない料金」 |
第7回 | 国内旅行実務・JR運賃料金「JR料金の特例③通算できない料金」 |
第8回 | 国内旅行実務・JR運賃料金「乗継割引」 |
第9回 | 国内旅行実務・JR運賃料金「団体旅客の取扱い」 |
第10回 | 国内旅行実務・JR運賃料金「乗車券類の取扱い」 |
第11回 | 国内旅行実務「国内航空運賃・料金①」 |
第12回 | 国内旅行実務「国内航空運賃・料金②・宿泊料金」 |
第13回 | 国内旅行実務「貸切バス・フェリーの運賃・料金」 |
第14回 | 期末テスト(国家試験の過去問題) |
第15回 | 解答・解説とまとめ |