金融政策論Ⅰ
担当者
単位・開講先選択  2単位 [経済学科]
科目ナンバリングECP-309

授業の概要(ねらい)

 金融政策と金融市場・実体経済の相互作用のメカニズムを学びます。金融政策は一般的に分かりにくいため、金融市場の構造や金利の決定プロセス等基本的なレベルから始めたいと思います。それを基礎にして、中央銀行の役割を学びます。後期では、金融政策の波及経路、財政・為替政策との関係を整理します。それらを基礎にして、日本銀行の金融政策の変遷、非伝統的金融政策の分析・評価等を行いたいと思います。前期・後期の通年で受講することが望ましい。

授業の到達目標

 中央銀行の金融政策の意図および金融市場・実体経済への影響を自分なりに理解できること。

成績評価の方法および基準

 授業中の中間および期末テストの合計点をベースに評価します。テストでは、漫然と出席するだけではなく、授業の内容をきちんと理解したかを問います。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書 日本経済新聞は毎日読む習慣をつけること。
 参考文献:日本銀行のインターネット・ホームページ
参考文献

準備学修の内容

 第2回以降の授業については、上記テキストの指示した箇所を予習してくる事が必要です。

その他履修上の注意事項

 金融政策論Ⅱを合わせて履修することが望ましい。

授業内容

授業内容
第1回 オリエンテーション
第2回 金融の担い手と役割(1)-金融機関とその業務
第3回 金融の担い手と役割(2)-金融機関とその業務
第4回 金融の担い手と役割(3)-直接金融の担い手
第5回 各種金融市場と金利/価格(1)
第6回 各種金融市場と金利/価格(2)
第7回 各種金融市場と金利/価格(3)
第8回 中央銀行の役割(1)-中央銀行と銀行券
第9回 中央銀行の役割(2)-通貨の構成・流動性
第10回 中央銀行の役割(3)-政策委員会と金融調節
第11回 中央銀行の役割(4)-政策委員会と金融調節
第12回 中央銀行の役割(5)-資金決済
第13回 中央銀行の役割(6)-システミック・リスクへの対応
第14回 世界の主要な中央銀行
第15回 まとめ