担当者 | 田村 順一, 荒巻 恵子教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [教職研究科] | |
科目ナンバリング |
高度情報社会や知識基盤社会ともいわれる現代においては、教育の基礎理論を踏まえて子どもに情報リテラシー(ICT・非ICT技術を用いた)を育成することが重要とされている。また教員においても授業実践や校務処理において効果的にICT技術を利用することが求められている。子どもにICT・非ICT技術を利用した情報リテラシーを育てる指導の実際について教職の意義、教育の基礎理論を踏まえて理解し、ICT技術を活用した授業実践の方法と校務処理等の方法の習得と、それをめぐる問題(個人情報の管理・保護と情報モラル等)についてディスカッション等を通じて理解するとともに、実習・演習等を通じて技術面の基礎を身につける。
<A類学生>
・教職の意義、教育の基礎理論を踏まえて知識基盤社会における情報リテラシー育成の意義とその方法を理解し、教師としての校務処理・教育実践に活用できる情報リテラシーの基礎的なスキルを身につける。
<B類学生>
・教職の意義、教育の基礎理論を踏まえて知識基盤社会における情報リテラシー育成の意義とその具体的な方法を研究し、教師としての校務処理・教育実践に活用できる情報リテラシーの実践的なスキルを身につけることはもとより、スクールリーダーとして情報リテラシー育成と教育情報の効果的な活用・管理を推進するための見識とスキルを身につける。また、グループワークにあたっては指導的な役割を果たし、授業研究や教員研修における指導方法を体験し、それを身につける。
課題に関する報告の作成(30%)と、討論への参加(50%)、作成した成果物(20%)等から総合的に評価する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 教師をめざす学生のための情報教育リテラシー15日間パートⅡ | 田村順一監修 | 現代図書出版 2016 |
参考文献 |
インターネット等を活用して、情報化社会の様々な側面を学んでほしい。それらの情報をポートフォリオにまとめ、演習やレポート等に反映すること。
情報化に向けた新しい取り組みに積極的に関心を持って授業に参加してほしい。
また、毎回の授業にはパソコンを持参のこと。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 教職の意義、教育の基礎理論を踏まえて、教育実践における情報リテラシー育成の意義(プレゼンテーション・ディスカッション)および知識基盤社会における教育活動において、情報リテラシーを育成する意義について考える。 |
第2回 | 教育の情報化を支える機器群について①(講義・ディスカッション) 情報リテラシー育成において、ICTを活用する意義について考え、フロアにある各種ICT機器の活用について学ぶ。 |
第3回 | アクティブラーニングのための基本的な考え方と技術(講義・ディスカッション) 情報リテラシー育成においてアクティブラーニングを行う意義について体験して学ぶ。 |
第4回 | 教育の情報化を支える機器群について②(講義・ディスカッション) 電子黒板の活用と機能を生かした授業。 |
第5回 | 教育実践におけるICT活用の意義①(プレゼンテーション・ディスカッション) ICT活用の意義や具体的な方法に関する課題を報告しそれをもとに討論し、考えあう。 |
第6回 | プログラミング教育の意義と実際①(プレゼンテーション・ディスカッション) プログラミング教育の具体的な方法に関する課題を報告しそれをもとに討論し、考え合う。 |
第7回 | プログラミング教育の意義と実際②(プレゼンテーション・ディスカッション) プログラミング教育の具体的な方法について帝京大学小学校の実践を見学し、それをもとに討論し、考え合う。 |
第8回 | プログラミング教育の意義と実際③(プレゼンテーション・演習) プログラミング教育の具体的な方法について実習を行い、プログラミングの基本を学ぶ。 |
第9回 | 教育実践におけるネットワークの活用とセキュリティ①(プレゼンテーション・ディスカッション) ネットワークの活用について学び、それをもとに討論し、考えあう。 |
第10回 | 教育実践におけるネットワークの活用とセキュリティ②(プレゼンテーション・ディスカッション) ネットワークの活用に伴う著作権の課題について学び、それをもとに討論し、考えあう。 |
第11回 | 教育実践におけるICT活用の意義③(グループワーク・ディスカッション) タブレットPCを用いたCMづくりの授業実践を模擬的に体験し、それをもとに討論してきたことをまとめる。 |
第12回 | 教育実践におけるICT活用の意義④(グループワーク・ディスカッション) タブレットPCを用いたCMづくりの授業実践を発表し、それをもとに授業展開を考える。 |
第13回 | ICTを活用した授業の実際(特別支援教育におけるICT機器の活用とAccessibility授業研究) ・ICTを活用した実際の授業を計画し、その効果と課題を考え合う。 ・A類学生 障害のある児童生徒の授業計画を作成する中から、授業の効果を考える。 ・B類学生 障害のある児童生徒の授業記録の作成・分析から授業の効果と課題を考え指導的な立場で授業検討会を行う。 |
第14回 | 教育情報の活用と管理① 学校にはどのような教育情報を利用しているか知り、その適正な管理と効果的な情報発信について学ぶ。 |
第15回 | 教育情報の活用と管理②(実習)およびまとめ 学校教育において今後ICT機器を活用し、児童生徒の情報リテラシーを育成する方法についてまとめる。 ・A類学生 授業計画を作成する中から、授業の効果を考える。 ・B類学生 授業記録の作成・分析から授業の効果と課題を考え指導的な立場で授業研究する。 |