比較政治学Ⅱ
担当者甲斐 祥子教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [法律学科 2017年度以前]
科目ナンバリングPOL-304

授業の概要(ねらい)

 比較政治学Ⅱでは、比較政治学Ⅰにひき続き、西ヨーロッパの主要国としてフランスとイタリアを取り上げ、さらに、超国家組織であるEUについても取り上げる。さらに、ヨーロッパ政治を理解するために必要な基礎的な概念である、ナショナリズム、エスニシティ、福祉国家、宗教について学ぶ。

授業の到達目標

①外国の政治に対する関心をさらに深め、自分なりに政治について考え、それを発信することができる。
②政治に関する広範な知識を身につけ、就職試験や卒業後の職業生活に役立てることができる。

成績評価の方法および基準

 2回のテストで知識とその定着を確認する。第1回テストと第2回テストの合計点(90%)と、授業への参加姿勢及び貢献度(発言やミニ・アンケートへの回答など、10%)を総合して評価する。テストは必ず受験する必要がある。学期末の第2回テストのみを受験しても合格点には達しないので、就職活動中の学生は特に注意すること。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『新・西欧比較政治』池谷知明・河崎健・加藤秀治郎編著一藝社
参考文献

準備学修の内容

 授業後には、レジュメ・テキストも利用してノートを整理し、主要な事象や概念、キーワードについて復習する。授業前には、ノートで前回の内容を確認する。
 メディア(テレビ、新聞、雑誌、インターネット等)を通じて積極的に情報を収集し、現実の政治や社会状況を知るように努める。その際、一種類のメディアに偏らずに多くの情報に接する。
 様々な本を読み、様々な意見や考え方を知る。

その他履修上の注意事項

 自らの問題意識を持って授業に参加することを望む。
 テストの日程は変動する場合がある。テストの日程・注意事項、その他の連絡事項は、授業内及びLMSの連絡事項で発表するので、必ず確認すること。

授業内容

授業内容
第1回授業ガイダンス、イントロダクション・フランス1-戦後フランスの政治①
第2回フランス2-戦後フランスの政治②
第3回フランス3-執政府と議会
第4回フランス4-政党と選挙制度
第5回イタリア1-戦後イタリアの政治
第6回イタリア2-執政府と議会
第7回イタリア3-政党と選挙制度
第8回イタリア4-現代イタリア政治の課題、第1回テスト(予定)
第9回EU1—EUの歴史と統合の道のり
第10回EU2—EUの制度、EUの課題
第11回ナショナリズム・エスニシティ1—概念と歴史
第12回ナショナリズム・エスニシティ2—現代ヨーロッパの課題
第13回福祉国家—概念と類型、現状
第14回宗教と政治1—ヨーロッパにおける政教関係
第15回宗教と政治2-イスラム教とヨーロッパ政治、第2回テスト(予定)