比較政治学Ⅰ
担当者甲斐 祥子教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [法律学科 2017年度以前]
科目ナンバリングPOL-303

授業の概要(ねらい)

 現在、世界の政治は大きく変動している。比較的安定した民主主義体制を築いてきた西ヨーロッパ諸国もその例外ではない。本年度の比較政治学Ⅰでは、西ヨーロッパの主要国であるイギリス、ドイツ、フランスの3国を取り上げ、戦後政治の概要、政治体制、執政府と議会、政党と選挙制度、現在の政治課題等を解説していく。これにより、受講者が変動する世界情勢への理解を深めることができるようにしたいと考えている。

授業の到達目標

①外国の政治に対する関心を深め、自分なりに考え、それを発信することができる。
②政治に関する広範な知識を身につけ、就職試験や卒業後の職業生活に役立てることができる。

成績評価の方法および基準

 2回のテストでは、知識の獲得とその定着を確認する。第1回テストと第2回テストの合計点(90%)と、授業への参加姿勢及び貢献度(発言やミニ・アンケートへの回答など、10%)を総合して評価する。テストは必ず受験する必要がある。やむをえない事情で第1回テストを欠席する(あるいは欠席した)場合は、速やかに申し出て教員の指示を受けねばならない。第2回テスト欠席の場合は、追試を受験する。
 学期末の第2回テストのみを受験しても合格点には達しないので、就職活動中の学生は特に注意すること。長期欠席者の単位取得は不可能である。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『新・西欧比較政治』池谷知明・河崎健・加藤秀治郎編著一藝社
参考文献

準備学修の内容

 授業後には、テキストも利用してノートを整理し、主要な事象やキーワードを復習する。授業前には、予習としてノートで前回のポイントを確認しする。
 メディア(テレビ、新聞、雑誌、インターネット等)を通じて積極的に情報を収集し、現実の政治や社会状況を知るように努める。その際、一種類のメディアに偏らずに多くの情報に接する。
 様々な本を読み、様々な意見や考え方を知る。

その他履修上の注意事項

 自らの問題意識を持って授業に参加することを望む。
 レジュメの配布等は行わないので、毎回出席してノートをとることが重要であることを理解して受講されたい。テストの日程は変動する場合がある。テストの日程、テスト欠席の場合の措置、その他の連絡事項は、授業内に発表するので、必ず出席をして確認すること。

授業内容

授業内容
第1回授業ガイダンス、イントロダクション―激変するヨーロッパ
第2回イギリス1―戦後イギリスの政治
第3回イギリス2―政治体制、執政府と議会
第4回イギリス3―政党と選挙制度
第5回イギリス4―現代イギリス政治の課題①
第6回イギリス5―現代イギリス政治の課題②
第7回日本の政治・イギリスの政治、第1回テスト(予定)
第8回ドイツ1―戦後ドイツの政治
第9回ドイツ2―憲法体制、執政府と議会
第10回ドイツ3―政党と選挙制度
第11回ドイツ4―連邦制、現代ドイツ政治の課題
第12回フランス1―戦後フランスの政治
第13回フランス2―憲法体制、執政府と議会
第14回フランス3―政党と選挙制度、中央・地方関係
第15回フランス4―現代フランス政治の課題、第2回テスト(予定)