政治学の基礎Ⅱ
担当者甲斐 祥子教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [政治学科]
科目ナンバリングPOL-102

授業の概要(ねらい)

 政治学とは、政治の様々な側面を多様な方法論によって研究する学問である。
 この科目は政治学の入門科目であり、「政治とは何か」「政治と国民のかかわり」という基本的な問題を扱う。具体的には、現在のわれわれの政治制度である議会制民主主義を支える思想やしくみ、主要な登場人物を取り上げ、それらが歴史的にどのように生成してきたのか、現実にはどのように機能しているのか、現在いかなる問題点が指摘されているのか、今後どのように変化していくのか、について、日本や諸外国の事例を検討し、受講生とともに考えていく。

授業の到達目標

①政治に関する基礎的な知識を有し、現実の政治のしくみや機能を把握することができる。
②政治の様々な側面に関心を抱き、政治学の発展的な分野の学修に積極的に取り組むことができる。

成績評価の方法および基準

 基礎的な知識と政治への関心(自ら考える姿勢)を判定する。第1回テストと第2回テストの合計点(90%)と、授業への参加姿勢及び貢献度(不定期に行う課題やアンケート等への回答を含む、10%)を総合して評価する。2回のテストは必ず受験する必要がある。学期末の第2回テストのみを受験しても合格点には達しない。長期欠席者の単位取得は不可能である。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『政治学のナビゲーター』甲斐祥子・宮田智之北樹出版
参考文献

準備学修の内容

 授業後には、レジュメ・ノートを読み返し、テキストの該当箇所を参考にしてノートを整理し、主要な概念やキーワードを復習する。授業前には、前回の授業内容を復習し、さらに予習としてテキストの該当箇所を読む。 
 現実の政治や社会状況について知るために、メディア(テレビ、新聞、雑誌、インターネット等)を通じて積極的に情報を収集し、自らの問題として考える習慣をつける。また、授業内に紹介する本をはじめとし、なるべく多くの本を読む。

その他履修上の注意事項

①1年生対象の必修科目であるので、1年次に単位が取得できるように努めること。
②テストの実施回は授業の進行によって変動することがある。テストの実施回・注意事項、その他の連絡事項については、授業内及びLMSの連絡事項で発表するので、こまめに確認すること。

授業内容

授業内容
第1回授業ガイダンス、議会①議会制度1―議会の起源
第2回議会①議会制度2―議会の仕事
第3回議会①議会制度3―日本の国会
第4回議会②議員・政治家1―議会制民主主値における代表
第5回議会②議員・政治家2―日本の国会議員
第6回執政1―執政制度とリーダーシップ
第7回執政2―大統領のリーダーシップ
第8回執政3―日本の首相、第1回テスト(予定)
第9回官僚制1―行政国家化と官僚
第10回官僚制2―日本の官僚制
第11回官僚制3―国民と官僚
第12回マスメディア1―マスメディアと政治
第13回マスメディア2―マスメディアと政治家
第14回地方自治1―地方自治とは
第15回地方自治2―地方分権改革、第2回テスト(予定)