担当者 | 康村 諒教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [日本文化学科] | |
科目ナンバリング | ARL-212 |
アニメーションは静止しているモノを、あるいは画像を動かして、動く映像として見せるメディアですから、その創造(空想も現実も)は自由自在、創作者の思いのままに制作されます。故にアニメーション創作の歴史はまず素材があり、それをどのように動かすかが課題でした。アニメーションを理解するためにはこれらの素材からの分類方法とそれを創作するクリエーターが大きな鍵となっています。そのため前期講義では基礎的なアニメーションのジャンル分けを中心に、実際の映像と理論と結びつけました。
後期講義では前期の基礎的な分類からもう一歩踏み出して、作品を通してクリエーターの作家性、作家論を考えます。
本講義ではアニメーションのジャンル分けからさらに踏み出して、作家性、作家論を考えます。その作品を通して、作家の狙い、作家の意図をつかめるようにします。
平常点(授業への出席率・参加度)50%、期末試験50%
※出席率は3分の2以上を単位の条件とします。(公欠を除く)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | プリントを適宜配布。 | ||
参考文献 | 『世界のアニメーション作家たち』(2006年) | 小野耕世 | 人文書院 |
参考文献 | 『世界アニメーション歴史事典』 | スティーヴン・キャヴァリア | ゆまに書房、2012年 |
参考文献 | 『アニメーションの事典』 | 横田正夫・池田宏・小出正志共編 | 朝倉書店、2012年 |
現在放送・封切られている商業アニメーションだけではなく、アート呼ばれるアニメーションも見るよう心がけてください。
作品、作家の紹介はシラバスとは多少前後することもあるので注意すること。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 前期のまとめとガイダンス 宮崎駿① |
第2回 | 宮崎駿② |
第3回 | ミシェル・オスロ |
第4回 | ルネ・ラルー |
第5回 | ジミー・T・ムラカミ |
第6回 | フレデリック・バック |
第7回 | 川本喜八郎 |
第8回 | アレクサンドル・ペトロフ |
第9回 | ヤン・シュヴァンクマイエル |
第10回 | ユーリ・ノルシュテイン |
第11回 | 新海誠 |
第12回 | 山村浩二/加藤久仁生 |
第13回 | ポール・グリモー |
第14回 | スーザン・ピットとまとめ |
第15回 | 総まとめとテスト |