外国史Ⅱ
担当者
単位・開講先選択  2単位 [総合基礎科目]
科目ナンバリングHSG-102

授業の概要(ねらい)

春期に続くドイツ史、秋期はドイツ近現代史です。通史的な扱いとテーマ別の組み合わせになります。テーマは、ドイツのネイション、近代という時間の観念、近代家族の成立、日本とドイツなどを考えています。詳しくは、各回の授業内容を見てください。

授業の到達目標

1.近代とは何か、われわれの時代とどのように関係しているかを思考することが出来る。
2.ヨーロッパ‐ドイツ史に特有の歴史概念をレポートなどで用いることが出来る。
3.ドイツと日本の近現代史を比較して論ずることが出来る。

成績評価の方法および基準

授業時試験(80%)、小レポート(20%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献ドイツ史10講 民族とナショナリズム 坂井榮八郎
エルネスト・ゲルナー
岩波新書
岩波書店

準備学修の内容

上記の参考文献を手元において、いつでも参照できるようにしてください。準備というより、講義の際に紹介する文献を読み、関心あるテーマを探してください。

その他履修上の注意事項

インターネットの検索だけでなく、紙の本を読む。

授業内容

授業内容
第1回フランス革命とナポレオン解放運動を通してドイツ・ナショナリズムの始まりについて学ぶ
第2回近代ナショナリズムについて基本的なとらえ方について学ぶ
第3回三月前期のドイツの政治状況について学ぶ
第4回近代史の転換点としての1848年革命について学ぶ
第5回プロイセンとオーストリアがドイツ統一をめぐって抗争したことを学ぶ
第6回ドイツ帝国に関するドイツ特有の道というとらえ方について学ぶ
第7回工業化のもたらした社会構造の転換について学ぶ
第8回近代家族の特質について学ぶ
第9回モデルネ(近代)という概念について学ぶ
第10回第1次世界大戦の世界史的位置について学ぶ
第11回大戦間期の政治と文化について学ぶ
第12回ドイツ近現代にもたらしたナチズムのもたらした衝撃について学ぶ
第13回冷戦下のドイツについて学ぶ
第14回ドイツと比較しながら日本の戦後史を考える材料をつかむ
第15回全体の振り返りと試験