契約社会を生きる
担当者五十嵐 卓司教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [教育文化学科]
科目ナンバリングEDU-118

授業の概要(ねらい)

 この授業では、様々な社会問題を法律や契約という概念から考察しながら、契約にかかわる初歩的な学習をさまざまな場面に対応させて行う。社会問題をとらえるためには、正確な社会認識とその問題解決に向けた適切な取り組みが求められる。それらについて、資料やデータを基に考察を深めていく。加えてこの授業では、「これからの社会をどう生きるか」という問題意識にたって対話を試みる。

授業の到達目標

 様々な社会問題についての知識を深め、自分の考えを説明でき、他者と議論できる力を修得する。

成績評価の方法および基準

 毎回の授業課題等の評価(50%)、レポート課題やPowerPointで作成課題などの評価(50%)を総合的に評価する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書授業で適宜伝える
参考文献14歳からの仕事道玄田有史イースト・プレス

準備学修の内容

 1)消費者問題や労働問題についての新聞記事に注目し、その内容を熟読し知見を深めること。
 2)毎回の授業課題として、WordやPowerPointで課題を作成するので、これらのOfficeソフトの使い方を熟知して下さい。
 

その他履修上の注意事項

 1)この授業は遠隔形式で進めます。スムーズな受講を可能にするため、整ったパソコン環境を準備して下さい。
   (スマートフォンのみでの受講はできません。)
 2)WordやPowerPointで課題を作成してもらいますので、これらのOfficeソフトが使えるのが履修条件です。
 3)第1回目のオリエンテーションは必ず受講して下さい。

授業内容

授業内容
第1回 オリエンテーション
第2回 我々の社会と「契約」
第3回 消費社会と契約(1) 消費者問題の変遷
第4回 消費社会と契約(2) 食品偽装問題と行政
第5回 消費社会と契約(3) 消費者問題と法律
第6回 消費社会と契約(4) コロナ禍と消費
第7回 私たちの契約社会のしくみ 生産活動と労働者
第8回 労働者と契約(1) 女性の社会進出
第9回 労働者と契約(2) 労働者派遣法と拡大する不安定雇用
第10回 労働者と契約(3) 拡大する雇用不安 非正規公務員
第11回 労働者と契約(4) 労働人口の減少
第12回 労働者と契約(5) 外国人技能実習制度
第13回 労働者と契約(6) 外国人材の受け入れの賛否
第14回 労働者と契約(7) 労働問題と法律
第15回 労働者と契約(8) コロナ禍と外国人材の受け入れ