担当者 | 虎石 真弥教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [総合基礎科目] | |
科目ナンバリング | SPS-101 |
近年、健康維持・増進に対する関心は漸増する傾向にあり、それに伴い、スポーツと関係する「食」にも関心が集まるようになってきた。しかし実際のスポーツ現場においては、理論を活用した栄養学の実践は未だ十分とは言えない。
スポーツ栄養学は、運動・休養・食事といった総合的なライフスタイルの構築の下、一般人の健康維持および増進やスポーツ選手の競技力向上の一助となることから、スポーツ現場に携わるものとしては、選手個々のコンディショニングに適した食事内容を検討することが求められている。
この授業では、スポーツに関連した栄養学に焦点をあて、スポーツ現場における栄養学の位置づけを理解するととともに具体的な事例を踏まえながら実際に活用できる内容にする。
1)栄養学およびスポーツ栄養学の基礎知識を習得する。
2)食事・栄養面からのアプローチによってコンディショニングと競技力の向上を図れるようにする。
3)自身の健康維持および増進に向けた栄養と食事に関心を持ち、実践できるようにする。
・授業内課題 20%
・期末試験 80%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 公認アスレティックトレーナー専門科目テキスト第9巻『スポーツと栄養』 | ||
参考文献 | 『アスリートの栄養・食事ガイド(3版)』 | 小林修平編著 | 第一出版 |
参考文献 | 『新版コンディショニングのスポーツ栄養学』 | 樋口満編著 | 市村出版 |
参考文献 | 『体育・スポーツ系指導者・学生のためのスポーツ栄養学』 | 田口素子編著 | 市村出版 |
栄養学に関する専門用語を頻繁に活用するため授業で得た知識は必ず復習し、次回授業に臨んでください。
受講者数によりますが、グループワークおよび発表を行うこともあります。
授業内課題は、基本その日の授業内容の理解度を確認する目的で提示しますので、授業はそのつもりで臨んでください。
なお授業の妨害を招く場合(雑談、携帯等)は、必要に応じて退出して頂きます。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション(授業の目的と進め方・評価方法等) スポーツ現場での栄養サポートについて |
第2回 | 栄養学の基礎知識(栄養素と働き)① |
第3回 | 栄養学の基礎知識(栄養素と働き)② |
第4回 | スポーツ選手の身体組成とエネルギー消費量の評価 |
第5回 | スポーツ選手における糖質補給の重要性 |
第6回 | スポーツ選手の身体作りと栄養の関係①骨 |
第7回 | スポーツ選手の身体作りと栄養の関係②筋肉 |
第8回 | スポーツ選手の身体作りと栄養の関係③血液 |
第9回 | スポーツ選手における栄養欠陥に基づく疾病と対策 |
第10回 | スポーツ選手のウェイトマネジメントの実態と課題 |
第11回 | スポーツ選手の水分補給方法 |
第12回 | 女性アスリートを取り巻く栄養面の問題と課題 |
第13回 | 試合前調整のための栄養 |
第14回 | スポーツによる酸化ストレスと栄養 復習 |
第15回 | 授業内試験 |