危機管理論Ⅱ
担当者宮田 智之教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [総合基礎科目]
科目ナンバリングSSE-102

授業の概要(ねらい)

 本授業では、危機管理論としてアメリカの外交安全保障政策について学びます。 
 アメリカは、長年にわたりさまざまな外交安全保障上の問題に積極的に対処し、国際社会に多大な影響を及ぼしてきましたが、トランプ政権の発足以降、リーダーシップの低下が顕著に見られます。言うまでもなく、新型コロナウイルスをめぐる対応はその最たるケースであり、この新たな感染症の封じ込めやワクチン開発において、アメリカは世界を先導しているとは言い難いのが現状です。そこで、本授業ではアメリカのリーダーシップの低下をもたらしている背景やトランプ政権の動向などについて集中的に学習したいと思います。

授業の到達目標

①「危機管理」というテーマを通じて政治や社会の動きについて関心をもつことができるようになります。
②国際情勢をはじめ時事問題への理解が深まります。

成績評価の方法および基準

期末試験と平常点に基づき評価します。それぞれの割合は、期末試験:70%、平常点(リアクションペーパー):30%です。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献

準備学修の内容

LMS掲載の資料を活用して予習と復習をしっかり行って下さい。

その他履修上の注意事項

①質問は大歓迎です。疑問点、わからない点などがあれば授業後に聞いてください。
②授業の進行の妨げとなりますので、授業中の私語や途中退席等は謹んで下さい。

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション
第2回戦後国際秩序の特徴
第3回冷戦後の世界とアメリカ
第4回ハイパー・パワーの動揺
第5回外交エリート批判
第6回アメリカ・ファーストの衝撃①
第7回アメリカ・ファーストの衝撃②
第8回中国の台頭
第9回米中新冷戦
第10回権威主義体制の台頭
第11回新型コロナ危機とアメリカ
第12回新型コロナ危機をめぐる国際政治
第13回2020年米大統領選挙の意味①
第14回2020年米大統領選挙の意味②
第15回まとめ