航空産業論Ⅱ
担当者宮﨑 弘基教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [観光経営学科]
科目ナンバリングMAN-220

授業の概要(ねらい)

 今年予定されていた東京オリンピック・パラリンピックが開催された場合、訪日外国人観光客の目標人数は4,000万人とされ、2025年には55年ぶりに大阪での国際博覧会開催が決定しています。また観光産業は政府の掲げる成長戦略の柱の一つとされ、2030年の目標人数は6千万人と掲げています。
 しかしながら、新型ウィルスの影響で航空業界は減便や運休など、最も打撃を受けている産業の一つです。
 本授業では日本の航空会社を中心にその歴史や役割を学び、台頭著しい格安航空会社(LCC)ビジネスとも比較しながら多角的に航空事業のあり方や問題点について考察します。
加えて長期的にも苦戦を強いられる世界の航空会社の動向や情報を知ることで、この業界の経営戦略に関する知識が習得できるように努めます。

授業の到達目標

 ①主に航空関連の輸送や空港業務、関連会社等の航空業界における役割が理解できます。
 ②航空ビジネスに関連する基礎的な知識や考え方、問題点について理解ができます。

成績評価の方法および基準

 期間中に2回の小テスト(評価割合60%)と期末テスト(評価割合40%)を実施して評価します。
 テストの実施日やその方法については授業中に予め伝えます。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献『最新航空事業論[第2版]エアライン・ビジネスの未来像』井上泰日子 著 日本評論社

準備学修の内容

 日本国内の空港コードや都市コード、航空会社コードの一覧表を配付するので、授業以外の時間での予習と復習が必要です。
 各授業の中で簡単な確認を行うので、これらのコードは準備学修として覚えるように努めて下さい。

その他履修上の注意事項

 日頃より航空ビジネス関連のニュースや情報には常に興味を持つようにしておいて下さい。
 また学生自身が航空機を利用する際には、講義内容に関連させた視点で情報の収集に努めて下さい。

授業内容

授業内容
第1回 後学期授業の目的と進め方の説明
第2回 航空事業の現場(旅客の出発業務)を学ぶ①
第3回 航空事業の現場(旅客の到着業務)を学ぶ②
第4回 米州の主な空港コード
第5回 授業内容の確認①(プリント配付)
第6回 理解度確認テスト①とその解説①
第7回 日本の航空の歴史(揺籃期)を学ぶ
第8回 日本の航空の歴史(黎明期)を学ぶ
第9回 授業内容の確認②(プリント配付)
第10回 理解度確認テスト②とその解説②
第11回 機内食を学ぶ
第12回 日本の空港の課題と未来
第13回 授業内容の確認③(プリント配付)と解説
第14回 全体総括(期末テスト)
第15回 期末テストの解説