授業の概要（ねらい）

　この授業ではTOEIC受験に向けた試験対策を行います。対象は現在350～400点レベル、英検準２級１次試験合格程度の学生を想定しています。『対策講座Ⅰ』で比較的軽い扱いに留めた難易度の高い問題にも挑戦します。全体的な正解率の向上を図りながら、学期末には450～500点レベルに到達することをめざしています。

授業の到達目標

　リスニング部門
①PART１（短文の聞き取り）→基本単語を正確に書き取ることができ、60～80％程度得点できる。
②PART２（典型的な質問→応答パターン）→場面に応じた定型表現に慣れ、60～80％程度得点できる。
③PART３＆４（会話やスピーチの内容把握）→必要な情報のみに集中することで、30～40％程度得点できる。
　リーディング部門
④PART５（文法・語彙問題）→基本事項を理解し、60～80％程度得点できる。
⑤PART６＆７（長文問題・図表の読解など）→大意の把握を優先する速読に慣れ、必要な情報を探し出すコツをつかむことで、30～40％程度得点できる。

成績評価の方法および基準

　期末試験100％で評価します。当然、期末試験で一定レベル（＝概ね、40点程度。その年の得点分布を考慮し、若干緩める場合あり。）に達しなければ、「不合格」となります。単位稼ぎには向きません。参考までに、2016年度受講者の単位修得率は約73％、2017年度は約82％、2018年度は約70％、2019年度は約74％でした。

教科書・参考文献

準備学修の内容

　春期の授業と同様、予め問題を解いてあることを前提にポイント解説を行います。やはり、復習を重視してください。リスニングについては、自信を持って「聞き取れた」と思えるまで、リーディングについては、基本単語の意味用法を確実に覚えられるまで、念入りに行いましょう。長文については、完全に意味を理解するよりも、大意を把握しながら速読できるようになることが大切です。

その他履修上の注意事項

　今年度は、想定外の社会状況により、遠隔授業となる見込みです。例年の対面授業であれば、適正な授業環境確保のため人数制限（＝100名程度）していますが、今回に限り人数制限はありません。
　ただし、この授業は「自己啓発」の一環として開講されている科目です。その意味を理解できていない学生は、履修しないでください。具体的には、この春学期の期末試験・追試験において不正行為を行った学生、不正まで行かなくとも「自己啓発」に相応しくない受験態度だった学生はお断りします。システム上、登録自体は可能ですが、単位を取れることはまずありません。

授業内容