税法演習Ⅰ
担当者岩﨑 健久教員紹介
単位・開講先必修  4単位 [経済学研究科 経済学専攻]
科目ナンバリング

授業の概要(ねらい)

 本講義は、春期・秋期を通じて、現代日本の税法の詳細について解説を行います。特に、法人税法、所得税法、消費税法等に関する判例・裁決例研究を行い、これらの税法を様々な角度から分析、検討し、修士論文執筆に必要な知識を説明しながら、論文指導をします。

授業の到達目標

 日本の税法全般について理解することを目標とし、税法に関する修士論文を執筆できるレベルまで、法人税法、所得税法、消費税法等についての理論、これらの税法をめぐる事例の争点を修得することを目標にします。

成績評価の方法および基準

 授業への貢献度を20%程度、レポート課題を80%程度として評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『租税法』岩﨑健久(税務経理協会)
教科書『消費税の政治力学』岩﨑健久(中央経済社)
参考文献

準備学修の内容

 税法に関する著書、論文を読み込み、先行研究を行うなど修士論文執筆に向けて準備をしてください。

その他履修上の注意事項

 私語は厳禁です。毎回出席して下さい。

授業内容

授業内容
第1回<春期>
 税法の基礎的理論(意義、分類)について総まとめをします。
第2回 わが国の税法体系について解説します。
第3回 法人税法に関する判例・裁決例研究をします。
第4回 所得税法に関する判例・裁決例研究をします。
第5回 消費税法に関する判例・裁決例研究をします。
第6回 相続税法に関する判例・裁決例研究をします。
第7回 修士論文執筆のための判例研究の報告をしてもらいます。
第8回 第7回において指摘された問題点について報告をしてもらいます。
第9回 法人税法に関する判例・裁決例研究をさらに進めます。
第10回 所得税法に関する判例・裁決例研究をさらに進めます。
第11回 消費税法に関する判例・裁決例研究をさらに進めます。
第12回 相続税法に関する判例・裁決例研究をさらに進めます。
第13回 修士論文執筆のための判例研究の報告をしてもらいます。
第14回 第13回において指摘された問題点について報告をしてもらいます。
第15回 総まとめを行います。
第16回<秋期>
 夏休み中に行った判例研究の報告をしてもらいます。
第17回 地方税法について解説します。
第18回 住民税について解説します。
第19回 事業税について解説します。
第20回 固定資産税について解説します。
第21回 修士論文執筆のための判例研究の報告をしてもらいます。
第22回 第21回において指摘された問題点について報告をしてもらいます。
第23回 法人税法に関する最新の判例・裁決例について解説します。
第24回 所得税法に関する最新の判例・裁決例について解説します。
第25回 消費税法に関する最新の判例・裁決例について解説します。
第26回 相続税法に関する最新の判例・裁決例について解説します。
第27回 修士論文執筆のためのさらなる判例研究の報告をしてもらいます。
第28回 第27回において指摘された問題点について報告をしてもらいます。
第29回 国税について総まとめを行います。
第30回 地方税について総まとめを行います。