日本文化Ⅱ-Ⅰ
担当者加藤 健司
単位・開講先選択  2単位 [総合基礎科目]
科目ナンバリングJLT-103

授業の概要(ねらい)

 朝廷および武家の儀礼文化を対象とする有識故実のうち、装束、武具に関する分野の理解を深める。
 有識故実の「有識」は有職とも記すが、先例に立脚する見識を所有する意で有識と書くを本義とし、イウショク・イウソクなどと訓む。
 「故実(こじつ)」は行事執行における先例典故をいい、公家には公家の故実、武家には武家としての故実がある。それらを実際の資料・図版などを使い平易に解説する。

授業の到達目標

 「有識故実」(「公家故実」「武家故実」)の伝統的研究や儀礼文化研究を通して有識故実の基礎としてはもとより、日本文学、日本歴史の研究のためにも一応知っておくべき知識を自分のものとする。

成績評価の方法および基準

 期末に行う試験で評価する。(配布資料・図版は持ち込み可)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書テキストは用いない。授業に必要な資料・図版を配布する。
参考文献

準備学修の内容

 指示した次回の授業範囲の配布資料・図版の専門用語等の意味を理解しておく。

その他履修上の注意事項

 ①疑問点はそのままにせず、積極的に教員に質問すること。
 ②原則として3分1以上欠席した者は成績評価の対象から除外する。

授業内容

授業内容
第1回 ガイダンス
第2回 有識故実とは
第3回 有識故実の研究史
第4回 儀礼文化と歳時・公事(1)
第5回 儀礼文化と歳時・公事(2)
第6回 儀礼文化と歳時・公事(3)
第7回 寝殿造建築様式について(1)
第8回 寝殿造建築様式について(2)
第9回 寝殿造建築様式について(3)
第10回 公家装束(1)
第11回 公家装束(2)
第12回 公家装束(3)
第13回 公家装束(女房装束)(4)
第14回 まとめ(1)
第15回 まとめ(2)