教育学演習Ⅰ
担当者岡田 たつみ教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [教育文化学科]
科目ナンバリングSEM-301

授業の概要(ねらい)

 乳幼児期の経験は、これから生きていくための力を育む基礎となる。しかし、現代社会において乳幼児期の保育には様々な課題が山積している。
 本演習では、遊びを通しての学び、幼児理解、こどもを取り巻く様々な環境などの中からテーマを選び、発表に向けてグループワークを重ねる。テーマによってはフィールド研究を行う。収集した資料を整理し、プレゼンテーションを行い、討議から様々な見方考え方に気づき、さらなる課題を探る。討議を通して新たな気付きが生まれる場となるよう、一人一人が刺激し合える役割を意識しながら学習することを目指す。

授業の到達目標

 ①グループの仲間と協力し、資料収集を行うことができる。
 ②子どもを取り巻く環境について、自分の関心のあるテーマに絞り情報収集し、子どもを巡る課題を理解することができる。
 ③プレゼンテーションの力を身につけ、自分の考えを他者に伝えることができる。
 ④討議する力を身につけ、他者の意見を取捨選択しながら自らの視野を広げることが出来る。

成績評価の方法および基準

 課題への取り組みの様子30%、プレゼンテーションの内容とその様子40%、議論の内容と姿勢30%を総合して評価する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『保育・幼児教育方法論』 小田豊・中坪史典 編集・著  建帛社
参考文献 幼稚園教育要領  保育所保育指針  幼保連携型認定こども園教育・保育要領 文部科学省
 厚生労働省
 内閣府・文部科学省・厚生労働省
 チャイルド本社 他

準備学修の内容

 ・課題についての資料収集、フィールドワークでの事例記録をすること。
 ・積極的に教材研究を行い記録にまとめること。
 ・プレゼンテーションの準備を主体的に行うこと。

その他履修上の注意事項

 演習であるため特に積極的な姿勢、追求する姿勢を望む。
 5に記載されている準備学習の内容を、必ず毎週、予習、発表準備、記録を行い演習に参加すること。
以下の教科を履修すること。① 幼児理解の理論と方法 ②保育内容総論
 一人一人が集団を構成するメンバーであることを意識し、責任を持って役割を担うこと。

授業内容

授業内容
第1回 オリエンテーション
  自己紹介、演習目的、演習方法、成績評価
第2回 こどもを取り巻く今日的課題
  一人一人の興味がある問題についての発表
第3回 課題の整理と、グループ討議
  3年生、4年生での仮グループを作り、問題解決学習の方法についての意見交換
第4回 個人課題の設定
  個人が取り組みたい課題についての発表準備
第5回 個人課題の発表と討議
  個人が取り組みたい課題の発表と意見交換
  
第6回 グループ編成とグループ課題の設定
  
第7回 グループ研究①
 研究方法と役割決め
第8回 グループ研究②
 資料収集 
第9回 グループ研究③
 資料整理とプレゼンテーション準備
第10回 グループ プレゼンテーションと討議①
 子どもと遊び
第11回 グループ プレゼンテーションと討議②
 子どもと生活
第12回 グループ プレゼンテーションと討議③
 発達と遊び
第13回 グループ プレゼンテーションと討議④
 幼児理解
第14回 グループ プレゼンテーションと討議⑤
 子どもと環境
第15回 振り返りとまとめ
 各グループの発表と、自らのグループの発表の比較と今後の課題