担当者 | 浦野 東洋一 | |
---|---|---|
単位・開講先 | 選択 2単位 [資格科目] | |
科目ナンバリング | PUL-101 |
教員免許状を取得するためには「日本国憲法2単位」を修得しなければなりません(教育職員免許法施行規則第66条の6)。この授業はそのためのものです。私からの「講義」のほか、リアリティのある授業をめざし、「思考」し「表現」していただくために、対話型の授業を心がけ、判例や新聞記事を活用するとともに、レポートの提出を求めpresentationの時間を設けます。
近代立憲主義に立つ日本国憲法の原理、特色を説明できる。/憲法の視点から教育の在り方、子ども観について考察し、意見を述べることができる。/教育法令集を活用できる。
平常点〔授業への集中度、各種レポート(*)等による〕50%+テスト点50%
*課題図書レポート、宿題レポート、授業内レポート(リアクション・ペーパー)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | (授業時必携法令集)『教育小六法・2020年版』(他の教職課程の授業にも役立つように、一般の法令集ではなく本書を指定します。収録されていない重要法令を授業で扱う場合は、印刷して配布します。) | 勝野正章ほか・編 | 学陽書房 |
教科書 | 課題図書:2回目の授業時に例示し、説明します。 | ||
参考文献 | 教職教養憲法15話〔改訂三版〕 | 加藤一彦・著 | 北樹出版 |
参考文献 | 教職課程のための憲法入門〔第2版〕 | 西原博史・斎藤一久/編著 | 弘文堂 |
大学設置基準第21条第2項に「1単位の授業科目を45時間の学修を必要とする内容をもって構成することを標準とする」とあり、大学は、このことを前提に制度設計されています。
復習を重視して、授業中に読めなかった配布プリントを読み、研究してください。課題図書レポートの作成に、早めに計画的に取り組んでください。
(1)憲法に関係する新聞記事のスクラップ・ブックをつくり学習・研究することをお勧めします。スクラップ・ブックを作成した人は、14回目の授業時に浦野に提出してください。(15回目の授業時に返却します)。成績評価の参考にします。
(2)「課題図書レポート」の提出は、単位認定の「必要条件」です。
(3)教員は「成績評価」について「説明責任」を負っているので、学期終了後一定期間、成績評価の根拠となった答案やレポート類を保管しておかなければなりません。そのため、授業中にレポート類を返却することはできませんので、「課題図書レポート」「宿題レポート」は、自己保存用にコピーしてからの提出をお勧めします。
回 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | オリエンテーション /大日本帝国憲法について |
第2回 | 大日本帝国憲法と教育について |
第3回 | 憲法とは何か、法とは何か、法の構造について /『教育小六法』の使い方 |
第4回 | 日本国憲法の制定過程について |
第5回 | 前文、第1章(天皇)、第2章(戦争の放棄)について |
第6回 | 第3章(国民の権利及び義務)について(その一) |
第7回 | 第3章(国民の権利及び義務)について(その二) 〇学生は「課題図書レポート①」を提出する |
第8回 | 学生のpresentation、グループ討論、リアクションペーパーの作成と提出(1回目) |
第9回 | 重要判例の検討(その一)・・・学力テスト事件最高裁大法廷判決 |
第10回 | 重要判例の検討(その二)・・・公立高専エホバの証人学生退学処分事件 |
第11回 | 第4章(国会)、第5章(内閣)、第6章(司法)について |
第12回 | 第7章(財政)、第8章(地方自治)、第9章(改正)、第10章(最高法規)について |
第13回 | 国際法規範について 〇学生は「課題図書レポート②」を提出する。 |
第14回 | 学生のpresentation、グループ討論、リアクションペーパーの作製と提出(2回目) 〇 学生は「スクラップ・ブック」を提出する(任意)。 |
第15回 | 「テスト」「学生による授業評価」「学生の自己評価」を実施する。 ●『教育小六法』、教材プリント、ノートを忘れずに持参すること(参照可)。 |