担当者 | ||
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単位・開講先 | 選択 2単位 [法学研究科 法律学専攻] | |
科目ナンバリング |
国や地方公共団体は、国民(住民)の福祉の向上のために様々な活動を行っている。行政法とは、こうした国や地方公共団体の行政活動に関する法であり、数多くの法律が行政法を構成して、国民生活の基盤を形成するとともに、我々の日常生活に大きな影響を与えている。判例(事例)は、こうした行政法を理解する上で有益であるだけではなく、行政法の理論を検証し、それを発展させる上でも重要である。
そこで、行政法研究Ⅰでは、行政法総論を中心に判例(事例)を重視して授業(研究)を進めることとしたい。法律による行政の原理、行政行為、行政の実効性確保、非権力的な行政活動などの問題について、判例(事例)における論点等を整理・検討し、発表・討論を行うことにより、行政活動等における行政法の意義と役割に対する理解を深めることとしたい。
行政法に関する判例(事例)について研究を行い、行政活動等における行政法の意義と役割に対する理解を深める。
報告テーマの発表内容のほか、討論への参加度などを総合的に評価する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | テキストは、小早川・宇賀・交告編『行政判例百選 I [第7版]』有斐閣(2017)を用いる。 | ||
参考文献 | 報告テーマ等の必要性に応じ、磯部・小幡・斎藤編『地方自治判例百選[第4版]』有斐閣(2013)を用いることとする。 |
各回の授業(研究)のテーマについて、報告者だけなく、他の参加者も事前に勉強し、疑問点を明確にするとともに、問題意識を持って授業に参加することを期待している。
報告者の発表を踏まえて、参加者全員で討議・検討を行うこととしており、授業に対する積極的な参加を期待する。また、適宜、教員による講義形式の授業も行う予定である。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション |
第2回 | 行政法総論のポイント(行政法の意義、行政組織、地方自治など)について説明を行う。 |
第3回 | 行政法総論のポイント(法律による行政、行政行為など)について説明を行う。 |
第4回 | 行政法総論のポイント(行政の実効性確保、非権力的な行政行為など)について説明を行う。 |
第5回 | 判例(事例)について発表し、討論を行う(1)。 |
第6回 | 判例(事例)について発表し、討論を行う(2)。 |
第7回 | 判例(事例)について発表し、討論を行う(3)。 |
第8回 | 判例(事例)について発表し、討論を行う(4)。 |
第9回 | 第2回から第8回までの授業のまとめと討論を行う。 |
第10回 | 判例(事例)について発表し、討論を行う(5)。 |
第11回 | 判例(事例)について発表し、討論を行う(6)。 |
第12回 | 判例(事例)について発表し、討論を行う(7)。 |
第13回 | 判例(事例)について発表し、討論を行う(8)。 |
第14回 | 判例(事例)について発表し、討論を行う(9)。 |
第15回 | 第10回から第14回までの授業のまとめと討論 を行う。 |