担当者 | ||
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単位・開講先 | 必修 2単位 [政治学科] | |
科目ナンバリング | POS-101 |
社会には、環境問題、雇用問題、教育問題など、個人では解決することが困難な多くの公共的な問題(政策課題)がある。公共政策とは、こうした公共的問題を解決するための、解決の方向性と具体的な手段であり、国や地方自治体などによって、様々な公共政策が実施されている。
公共政策論Ⅰでは、公共政策に関する基本的な概念、理論を学ぶとともに、公共政策の意義、策定(デザイン)に関する基本的な知識の修得を目的としている。授業では、まず、公共政策学について説明した上で、公共政策の意義、基本構造、類型について講義を行う。また、アジェンダ(政策課題)の設定、政策問題の構造化、政策目的を達成するための手段、公共政策が目指すべき規範(価値)など公共政策の策定(デザイン)に関する講義を行う。
①公共政策の基礎的な概念、理論について理解できる。
②公共政策の意義、策定(デザイン)に関する基本的な知識を修得する。
③公共政策に関する新聞記事を理解できる。(興味持って読むことができる。)
学期末試験を基本(約70%)とし、これに平常点等(約30%)を加味して判定する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『公共政策学の基礎[新版]』(2015年) | 秋吉貴雄・伊藤修一郎・北山俊哉著 | 有斐閣 |
教科書 | |||
参考文献 | 参考書、参考文献については、授業の中で適宜紹介する。 |
①各回の授業内容に関する教科書の該当部分を事前に読み、重要な用語(キーワード)の意味を理解しておくこと。
②国や地方自治体の政策に関係する新聞記事を出来るだけ読んでおくこと。
①講義では、レジメを配付する予定である。
②講義の内容を、レジメ、教科書で確認し、復習すること。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 公共政策論Ⅰの授業の進め方などの説明を行う。 |
第2回 | 「公共政策学とは何か」(1)――公共政策学の歴史などについて学ぶ。 |
第3回 | 「公共政策学とは何か」(2)――公共政策学の方法論(アプローチの方法)などについて学ぶ。 |
第4回 | 「公共政策とは何か」(1)――公共政策の基本構造などについて学ぶ。 |
第5回 | 「公共政策とは何か」(2)――公共政策の類型(種類)について学ぶ。 |
第6回 | 「公共政策学、公共政策とは何か」について、まとめ、質疑、討論などを行う。 |
第7回 | アジェンダ設定(1)――アジェンダ設定の必要性などについて学ぶ。 |
第8回 | アジェンダ設定(2)――アジェンダの決定要素(過程)などについて学ぶ。 |
第9回 | 政策問題の構造化(1)――問題構造の複雑性などについて学ぶ。 |
第10回 | 政策問題の構造化(2)――構造化の手法などにについて学ぶ。 |
第11回 | 公共政策の手段(1)――直接供給と直接規制について学ぶ。 |
第12回 | 公共政策の手段(2)――誘引などの公共政策の手段について学ぶ。 |
第13回 | 規範的判断(1)――政治と価値、公平、効率性、安全・安心、自由などについて学ぶ。 |
第14回 | 規範的判断(2)――価値の対立と政策の判断基準について考える。 |
第15回 | 講義のまとめ、討議などを行う。 |